教育学科 教育学専攻Department of Education, Major in Education
人々が学び、育ち、共に社会を築く、その営みをグローバルな視点から実践的に解き明かします。
現代社会では、教育は学校でのみ行われるものではなくなり、人々は家庭、職場、地域社会などさまざまな場所で学び続けています。人はなぜ学ぶのか。学びにはどのような環境が必要なのか。質の高い学びのために私たちに何ができるのか。こうした疑問を総合的に解き明かす学問が教育学です。教育学専攻は、グローバルな視点から人々が学び、成長し、共に社会を築いていく営みを捉え、その仕組みを理解していきます。
学科の特徴
1教育学の多様なテーマを学ぶ
教育学で一般にイメージされる学校教育はもちろん、情報教育、グローバル教育、生涯学習など教育学の幅広い領域の最新のテーマに対応できるように多彩な科目を用意。現代の教育課題にしなやかに取り組み、課題の解決に向けて理論的・創造的・批判的に思考する能力を身につけます。
2グローバルな視野から教育を探求する
教育学演習や3年次のMy プロジェクトなどを通し、国内外における多文化共生やジェンダー平等、持続可能な発展など地球規模の現代的課題解決のための学びのあり方を探求しています。コロナ禍でもたらされた新しい日常においても、新たな国際交流や社会貢献のあり方を模索しています。
3体験的に学ぶ教育学
教育学科では、学生同士が協力して行う体験的な授業「人間学習」をはじめとした体験的授業を数多く開設しています。教育現場で求められる豊かな感性と人間性を伸ばし、「いのち」と「こころ」を大切にする社会の実現に貢献できる、高い志を持った人物を育成します。
学びの分野
子どもと学びの基礎研究分野
教育と人間形成に関する課題を、原理的に研究する。教育分野の諸問題を子どもと学びの視点から人間的、社会的に捉え、解決を図るための知識や手法を学ぶ。
- 学びのキーワード
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情報教育とメディア開発分野
情報化社会に対応して、メディアを活用したカリキュラムや教育コンテンツの開発に実践的に取り組む。教育とメディアの関わり方を考察し、実践につなげる。
- 学びのキーワード
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グローバル教育と生涯学習分野
教育と学びを、家庭、職場、地域社会など社会全体を視野に捉え直し、グローバリゼーション時代の教育と生涯学習の諸問題について検討する。
- 学びのキーワード
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学びの流れ
卒業後の進路
本専攻の卒業生は教員免許を取得し小学校や幼稚園、日本人学校等の教職に就くのはもちろんのこと、幼児向けの教材関係の企業、メディアや出版企業、銀行、建設会社などあらゆる企業で活躍しています。教育学を勉強することは、人の理解につながります。
- 【その他】
- 医療業・保健衛生/繊維工業/その他の専門・技術サービス業/宿泊業・飲食サービス業/生活関連サービス業・娯楽業/その他のサービス業
取得できる免許・資格
- 中学校教諭一種免許状(社会)
- 高等学校教諭一種免許状(公民)
- 日本語教員
- 博物館学芸員
- 司書教諭
活動紹介
MORE
教員紹介
今川 恭子 教授
音楽教育学、音楽学、乳幼児の音楽的発達、子どもと音環境、保育内容「表現」のカリキュラム
植田 誠治 教授
学校保健学、健康教育学・保健教育学、保健教科書、子どものからだとこころ
小山 裕樹 准教授
教育哲学、教育思想史、近代化、現代社会における人間の自律、道徳教育
加藤 洋子 教授
社会福祉学、子ども家庭福祉、子どもの虐待防止、子どもの貧困、社会的養護
河邉 貴子 教授
幼児教育、子どもと遊び、保育・幼児教育カリキュラム、保育記録
木下 ひさし 教授
国語科教育、ことばと子ども、ことばと教育、文学・綴方教育
齊藤 萌木 専任講師
認知・学習科学、科学教育、教育方法(ICT活用含む)、小中高校との連携による授業研究と教員の資質・能力向上
澤野 由紀子 教授
比較教育学、生涯学習論、学校と家庭・地域社会の連携、EU・北欧・ロシア地域研究
杉原 真晃 教授
教育方法学、学習のしくみ・評価、インクルーシブ教育、保育者・教員の資質・能力向上
髙嶋 景子 教授
乳幼児の保育・教育、子育て支援、子ども理解、保育の場における関係構造
永田 佳之 教授
国際理解教育、国際教育協力、教育社会学、ESD、比較教育学
朴 京眞 専任講師
体育科教育、舞踊(ダンス)教育、スポーツ・ダンスリテラシー、教師教育
牧野 順子 助教
子育て支援、保育学、保育者論
水島 尚喜 教授
美術科教育、子どもと造形文化、造形活動のカリキュラム開発、美術による国際教育協力
宮下 理恵子 助教
生活科教育、家庭科教育