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持続可能な開発のための教育(ESD):教育を通して地球規模課題に挑む

  • 教育学科

永田 佳之 教授

国際理解教育、国際教育協力、ESD、環境教育、グローバル教育、オルタナティブ教育

研究のテーマ

SDGsを実現するための教育であるESDを通して気候変動などの地球規模の課題解決に取り組む。

研究テーマの内容、研究活動

「持続可能な開発」・・・小難しい言葉です。SDGsの‘SD’であり、それを実現するための教育であるESDの‘SD’の日本語訳ですが、誤解を恐れずに言い換えると「もっと速く・多く・大きく・便利に・効率よく!」という価値観を捉え直し、行動しつつ持続可能な未来に向けてライフスタイルを変えていく「世直し」の合言葉です。永田研究室では教育を通してこのことをいかに実現できるか、について国内外のフィールドを舞台に研究を続けています。

ナミブ砂漠(南アフリカ)でのSDGs スタディツアー
ユネスコ本部でのESD賞表彰式にて
持続可能なライフスタイルについて考えたスリランカのスタディツアーにて

研究テーマの意義・面白さ

最近は、 ユネスコやOECD、JICAなどの国際機関と事業を進めています。一般には、国際教育協力とか国際教育開発と呼ばれれていますが、気候変動や貧困などで喘ぐ不自由な人々が少しでも自由になれるように自立・自律のお手伝いをさせていただく研究です。教育には人々に希望をもたらし、持続可能な未来の基盤を築いていく可能性があります。もちろん、その制約もありますので、現実のフィールド(スリランカやインドネシアや国内各地)で具体的な問題を「体験」しながら、人々の笑顔や悲しみの背景について想いを巡らし、行動していきます。

各スタディツアー報告書はこちらからご覧いただけます
ナミビア・スタディツアー報告書(2019年)
バリ島・スタディツアー報告書(2021年)

高校生や学生へのメッセージ
現代社会では行動することによって問題解決の一部となり得るけれど、何もしないと問題の一部となってしまう、と言われています。特に地球規模課題の解決の一部となるには〈答えのない問い〉に挑む心意気と仲間と一緒に取り組む力が求められます。大学時代ではぜひ「正答のない良質な問い」と出会って下さい。
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