本学には8つの学科がありますが、さらに、個々の教員は独自の研究テーマを持ち、本学の教育理念等に基づき、教育活動とも連携させながら新たな知識や成果を社会に発信しています。
教員たちの研究活動の一端を紹介します。
トピックス
教員の研究
- 英語文化コミュニケーション学科
- 日本語日本文学科
- 哲学科
- 史学科
- 人間関係学科
- 国際交流学科
- 心理学科
- 教育学科
- グローバル共生研究所
- キリスト教文化研究所
- 関心領域
- 初期近代英国の演劇において宗教との関係で女性表象がどのように記憶され忘却されたかが主な関心です。また、多文化社会における共生の一助となるよう、英語文学の日本語翻訳の出版を実践しています。英語圏の児童文学の古典から現代の《問題作》まで扱いながら、子どもとおとなの文学の境界領域を検討します。
- 最近の研究テーマ
- 文化的記憶における女性像、現代ニュージーランド小説の翻訳・出版、子どもとおとなの文学の境界領域、新聞連載漫画にみる1960年代英国文化
- 関心領域
- 第二言語習得研究の幅広いテーマを扱っています。特に個人差、学習者要因、語用論的発達、L2 ライティング、タスク、フィードバックの効用に関心を持っています。
- 最近の研究テーマ
- L2ライティングにおける気づきとインテイク、熟達度との関係、学習者の動機付けのフィードバックの影響を調査しております。
- 関心領域
- 英語音声(特にリズムやイントネーション等の超分節的要素)の習得や指導法の研究が専門です。英語母語話者と非母語話者、そして母語の異なる英語話者間のコミュニケーションにおける発音の明瞭度というテーマにも取り組んでいます。
- 最近の研究テーマ
- 日本語を母語とする英語教員のための音声指導法、明瞭度に貢献する音声項目の選別など
- 関心領域
- 博物誌・動物誌をはじめとする文献を手がかりに、主に17世紀、19世紀の文学作品における自然表象を研究しています。やがて現代科学へとつながっていく博物学の発展と変容にも着目しつつ、作品をとおして、文学の動物へのまなざし、自然をめぐる想像、動物と人間の関わりについて考えています。
- 最近の研究テーマ
- 博物誌および周辺文献における動物像、戯曲における自然表象、博物学文化の変遷、おとぎ話にみる人間と動物の関わり
- 関心領域
- 小説における女性の感情表現の研究。また生命表象の視点から、自然と人間の関係の変遷をたどる試みもしています。主たる研究対象は、ジェイン・オースティンなど19世紀女性作家、モダニストのD. H. ロレンス、V. ウルフ、現代のカズオ・イシグロ。衣食住の英国生活文化、日英文化交流にも関心を寄せています。
- 最近の研究テーマ
- 『フランケンシュタイン』の明治期の受容、イギリス女性作家と感情表現、カズオ・イシグロ、生命表象
- 関心領域
- 老年医学をコミュニケーションの観点から考察します。認知症やアルツハイマー病を患う高齢者とその家族や介護者の対話や、患者と医師の対話における問題点を解析し、介護を取り巻く日常場面や医療現場におけるより良いコミュニケーション方法とより良い高齢化社会に導く方法を考えています。
- 最近の研究テーマ
- 介護施設における入居者と介護スタッフの対話、認知症・アルツハイマー病を患う高齢者の対話内に現れるアイデンティティ、会話から見るPerson-centered care
- 関心領域
- 現代英語の統語論・意味論・形態論・語法研究に関心があります。人間は、ふだん意識していませんが脳の中に自分の母語の体系的な知識を持っており、その内容を解明することを目標とした言語研究に興味があります。英語辞書や文法書の編纂にも携わっています。
- 最近の研究テーマ
- 新しい英語品詞体系の構築。英語の副詞の分布を形容詞の現れ方と並行的に捉えた理論的な考察。
- 関心領域
- 文学を電子メディアを使って研究したり創作したりすること。その手段としてのプログラミング。
- 最近の研究テーマ
- 20世紀前半のアイルランドの作家ジェイムズ・ジョイスが膨大かつ種々雑多な文字情報を奇想天外な形で組み合わせて作った実験的作品Finnegans Wakeの創作過程を解明するためのツールとして、電子アーカイヴを構築しています。
- 関心領域
- I write regularly for popular and scholarly publications and combine my interests in my subjects with teaching Englush as a second language.
- 最近の研究テーマ
- Media coverage of the 2020 Tokyo Olympics, women in the Japanese media industry, political reform in Japan.
- 関心領域
- My research interests focus on language and technology, collaboration and action research, leadership and entrepreneurial skills.
- 最近の研究テーマ
- Emerging technologies, Social Media, Action Research in the Classroom
- 関心領域
- 詩・映画・物語などの言葉が生み出される背景、言葉の持つ影響力に関心があります。授業では作品の言葉に耳を傾け、作家や作品の登場人物の生き方を知り、今まで知らなかった世界とつながることをテーマにしています。移民作家が家族の記憶を継承する創作過程にも注目しています。
- 最近の研究テーマ
- 詩と映画、詩人とは、原作の映像化、作家と家族の記憶、移民作家とアメリカ、語り継ぐ物語、人をつなぐ本
- 関心領域
- 平安時代の文学作品に描かれた「婚姻」の様相に興味があります。一般的にも平安文学は〝貴公子と姫君との豪華絢爛な恋物語〟とイメージされるように、当時の作品を理解する上で「婚姻」の問題は避けられません。特に歴史的実態と比較しつつ、文学作品ならではの独自性を見いだしたいと考えています。
- 最近の研究テーマ
- 婚姻から見る平安朝文学、『源氏物語』、一夫多妻制・婚姻儀式、史実と物語
- 関心領域
- 日本語教育(教材)で扱われる文法や語彙には日常生活で使わないものもあり、それらを整理・削減するような研究に興味があります。外国の方が増えていく中で、非母語話者とのコミュニケーションも研究対象です。国や自治体職員さんの依頼を受け、文章チェックや研修を行っています。
- 最近の研究テーマ
- 日本語教育文法、日本語教育と語彙、教材分析、やさしい日本語、難解な公用文の分析
- 関心領域
- 森鴎外および明治・大正期を中心とする日本近代文学の研究。具体的には、①ナラトロジーを応用して文学テクストの新たな読みを切り開く、➁鴎外やその関係者をめぐる未だ知られざる事実の調査・解明、などに力を入れています。森鴎外記念会の常任理事を務め、文学館等で講演も行っています。
- 最近の研究テーマ
- 森鴎外、小金井喜美子、関澄桂子、滞独時代森鴎外あて書簡の翻刻・注釈、ナラトロジー
- 関心領域
- 昭和期の文学。戦争前後を中心に、北條民雄、原民喜といった、文学史の中でけして中心にいるわけではない作家達の文学表現が如何に時代と関わって成立していたか、如何に時代に圧迫されていたか、といったことについて考えていくことを基本的な課題としてきた。
- 最近の研究テーマ
- 小説や詩歌を読むということが、読者としてのどのような関わりによって成立しているか、また、文学を生み出すと言うことについて、読者の意味はどこにあるか、を考えている。
- 関心領域
- 現代と大きく異なる、古代の日本語の姿(特に文法の仕組み)に興味があります。また、それがどのような変化を経て現代の姿になったのか、なぜそのように変わったのか、ということにも関心があります。言語の変化を探求することは、人間の文化と社会を考えることにつながると考えています。
- 最近の研究テーマ
- 文法変化の仕組み、古代日本語の副助詞、江戸時代の学者の文法研究、古典解釈
- 関心領域
- 現代日本語の語法・文法を研究しています。語や表現には、特定の語や表現と一緒に使われる、特定の形や文脈で使われるといった「クセ」があります。日本語をよく観察し、個々の語や表現の「クセ」を解明したいと考えています。
- 最近の研究テーマ
- コーパスを活用した日本語研究、学習ツールと日本語教育、新しい語法・文法の研究、広告の日本語
- 関心領域
- ホッブズ、デカルト、スピノザ、ライプニッツなど、17世紀ヨーロッパの哲学者たちをおもな研究対象としてきました。「近代」という時代の誕生にとって決定的であった「科学革命」と「市民革命」の原動力となった哲学思想の中に、現代のさまざまな「危機」を考え直すヒントがないかを探っています。
- 最近の研究テーマ
- 民主主義と人権概念の基盤、承認への欲望、自由と決定論、弁神論と悪の問題、ハンナ・アーレントの政治哲学
- 関心領域
- 西欧13世紀における哲学的神学の成立を中心に研究を進めてきました。最近は、日本の近代におけるキリスト教思想の研究にも着手しています。また、生命倫理、特に生殖補助医療の現状と動向には深い関心を持っています。
- 最近の研究テーマ
- 日本の中世思想研究の端緒と岩下壮一の哲学・神学、トマス・アクィナスの神学方法論
- 関心領域
- 「美と芸術の思索」としての美学がいかに可能かを哲学的に根拠づける。それに当たって、現実的世界を価値論的に考察する。
- 最近の研究テーマ
- 哲学的美学、自然学の基礎付け、科学的認識の限界設定
- 関心領域
- 芸術作品の創作において、芸術家がどのような精神的・身体的な状況にあるのか、またそこで発揮される能力はいかなるものであるのかといった創造的活動に関わる問題や、芸術作品を鑑賞し、愛好することで生じる結びつき(人と人、人と「何ものか」)や共同体に関心があります。
- 最近の研究テーマ
- 芸術創作における自己把握、創造性と想像力、身体性、間主体(観)性、共同体、暴力と共生、抽象の精神と愛の精神
- 関心領域
- フランス第三共和政期の同化ユダヤ人哲学者やその周縁の社会活動家たちの動向を中心に、社会的課題における哲学的・宗教的実践について研究している。
- 最近の研究テーマ
- 西洋近現代哲学、フランス哲学、哲学的・宗教的実践
- 関心領域
- 日本の思想、特に日本の宗教や日本人の信仰心を研究しています。時代的には、日本の伝統的な思想・宗教が、近代に輸入された思想と出会うことによって、どのように変わり、どこが変わらなかったのかといったことに関心があります。このため近代以前と以降を常に往復して考えています。
- 最近の研究テーマ
- 内村鑑三のキリスト教信仰と伝統思想との関係、日本の宗教民俗と近代化、関東大震災と同時代の思想家たち。
- 関心領域
- 日本の中世(鎌倉時代と室町時代、及びその前後の時期)を専門としています。特に室町時代の公武関係、天皇家と将軍家(足利家)の関係性や、そこから垣間見える「社会における権威とは何か?」という問題について研究を進めています。
- 最近の研究テーマ
- 戦国時代にも関心を広げており、転換期における権威の動揺、維持のための努力、崩壊の過程について考えています。
- 関心領域
- 中世末期(14~15世紀)のヨーロッパの人々が抱いた宗教観に関心があります。興味深いのは、過去のキリスト教信仰が、現在のキリスト教の姿に通じる部分と、かなり異なった部分の両方を含んでいることです。研究は、羊皮紙に書かれた当時の古文書を解読し、分析することから進められます。
- 最近の研究テーマ
- 「ミサの寄進」という信心行為について、南フランスのアヴィニョンでの事例に注目して研究しています。
- 関心領域
- 117、18世紀オランダの救貧(社会保障)制度を主な研究対象としています。大都市のケースを取り上げて、どのような基準で対象者を選別し、どの程度の支援をどのように与えていたのか、各種救貧組織のほか教会や行政が作成した文書や、雑誌の論説を用いて研究しています。
- 最近の研究テーマ
- 都市の孤児救貧制度を研究する傍ら、共和国期の裁判史料が貧民層の実態解明に上手く使えないかどうか、探っている最中です。
- 関心領域
- 19世紀後半から20世紀初頭にかけてのハプスブルク帝国の政治・文化・社会と外交に関心があります。現在ではオーストリア、ハンガリー、チェコ、スロヴァキアなどの国々に分かれていますが、第一次世界大戦で崩壊するまで、この帝国では多様な民族・言語・宗教が共存しており、「世紀末文化」発展の舞台ともなりました。
- 最近の研究テーマ
- ①ハプスブルク帝国外相アンドラーシの外交政策とヨーロッパ協調②ハプスブルク帝国期ハンガリーのユダヤ人政策と同化ユダヤ人
- 関心領域
- 宗教的にも民族的にも多様な地域を包摂したオスマン帝国の地方統治について、トルコ・イラン・アラブ地域に跨がる境界領域であったアナトリア南東部を対象に研究しています。
- 最近の研究テーマ
- 交易から見るアナトリア南東部の地域性、中東の宗教・宗派マイノリティ
- 関心領域
- 奈良時代や平安時代の朝廷で、書類の決裁や会議などの業務をどのように行っていたのかを、当時の貴族の日記などを用いて調べています。また、平安時代という時代を、同時代の人々や、後世の人々がどのような時代と捉えていたのかという点にも関心を持っています。
- 最近の研究テーマ
- 平安時代の人事制度の研究(叙位・任官の申請と結果通知の方式など)、奈良・平安時代の「名簿」の研究
- 関心領域
- 日本近世の宗教史を専攻しています。僧侶が民衆に説いた教えの内実や、教説をめぐる教団内の対立が、教団内部だけでなく幕藩領主や民衆にどのような影響をもたらしたのか解明することで、近世社会における宗教の位置づけを考えています。
- 最近の研究テーマ
- 仏教教団同士の対立と連携、宗教問題が宗門改など幕府宗教行政に与えた影響について、18世紀後半の事例を中心に研究しています。
- 関心領域
- 生後2歳半から3歳頃までに見られる自己意識的感情と呼ばれる感情(特に、屈辱感、羞恥感、罪悪感)について研究をしています。これらの感情が人の様々な行動に対してどのような影響を及ぼすか、また、どのような要因がこれらの感情を引き起こすかに興味があります。最近は、人の魅力についても関心があります。
- 最近の研究テーマ
- 屈辱感、羞恥感、罪悪感といった自己意識的感情、魅力に影響を及ぼす要因(色、呼び名)、社会的排斥による実行系機能への影響
- 関心領域
- アフリカ人移民による母国開発との関わりに興味があります。ケニアおよび移住先である米国東海岸でのフィールドワークを積み重ね、移民の母国に対する実践や「伝統」的行動をつぶさに調査し、外部援助に寄らないアフリカの内なる発展を展望しています。
- 最近の研究テーマ
- ギクユ民族誌、頭脳流出・環流、開発と文化、トランスナショナリズム、社会変動、アフリカ人女性移民
- 関心領域
- 参加型開発の手法としてグローバルに推進されている住民主体型観光(Community-based Tourism)が、どのようにして地域社会に導入され、その際に文化はどのように意識されるのかということに関心を持っています。このような関心から、インドネシア・バリ島において人類学の立場からフィールドワークを行い、研究に取り組んできました。
- 最近の研究テーマ
- 観光と社会・文化変容、世界遺産の保全、NGO/NPOによる参加型開発、民主化後のインドネシアにおける環境運動
- 関心領域
- 女性が労働市場で不利なのはなぜか、どうすれば変えることができるかを職場のあり方に焦点をあてて、社会の構造から考えています。女性活躍を推進し、よりよい社会の構築にむけてどんな方策があるのか、もしくは個人としてはどんな戦略があるのかを実証研究を行い考察しています。
- 最近の研究テーマ
- 女性の活躍推進、新入社員の管理職志向、派遣社員のキャリア形成、小売業における同一価値労働同一賃金原則に基づく是正賃金など
- 関心領域
- 人びとが家族をどのようなものとしてみなし、それを日々の生活の中でどのように経験しているのかということに関心を持ち、社会学の立場から研究しています。共同研究である全国家族調査の質的調査を組織してインタビューや観察にとりくんでいます。データのアーカイビングにも関心を持っています。
- 最近の研究テーマ
- 語りを通じたライフコースの構築、doing family の社会学的分析、質的データの二次分析
- 関心領域
- ニュース、ドラマ、広告、バラエティなど、さまざまなメディアやコンテンツがありますが、それらを利用するオーディエンスの心理に関心があります。インタビュー、内容分析、質問紙調査、実験といったさまざまな方法でデータをとり、オーディエンスがメディアに何を求め、何を得ているのかを明らかにします。
- 最近の研究テーマ
- 不思議現象に対する態度、ファン心理、テレビ・オーディエンス、学業を遂行する心理的特性
- 関心領域
- 対人関係、特に、他者から見られ、評価される中での人の心の働きに興味があります。日常生活における人々の何気ない行動に「不思議」を見つけ、調査や実験を通してヒトの心の機能を分析しています。アパレル関連企業との共同研究も行っています。
- 最近の研究テーマ
- 羞恥心、自己プレゼンテーション、公共場面でのマナー行動、ファッション行動、痩身願望と理想体型、加齢と若さへのこだわり
- 関心領域
- 大きくは、国際社会における文化多様性と普遍的価値、サステイナビリティーと文化の役割を追究しています。 最近では、伝統からのインスピレーションと創造性との関係、文化遺産の価値分析や価値共有の方法、地域文化の発掘とコミュニティ・デザインへの活用について関心があります。
- 最近の研究テーマ
- 文化と持続可能な開発、紛争・災害後の復興と文化的再建、有形文化遺産における精神性、リビング・ヘリテージ、カルチュラル・マッピング
- 関心領域
- グローバル社会で日本人が英語を使って活躍する際、リーダーシップの取り方、チーム内での英語の使い方、コミュニケーションの取り方などに関心があります。
- 最近の研究テーマ
- 言語コミュニケーション、ノンバーバルコミュニケーション、リーダーシップと言語、言語とアイデンティティー、プレゼンテーション教育
- 関心領域
- 気候変動や生物多様性、森林保全を含めた様々な環境問題と、それを引き起こしている政治経済社会の構造的問題の理解、それらの問題の解決策として必要とされる企業や金融機関、消費者、政府、NGO等の役割を研究しています。
- 最近の研究テーマ
- 木材由来CO2排出量のエネルギー分野での算定方法、パーム油や紙、木材、カカオ豆等による森林破壊や人権侵害の影響と対応策など
- 関心領域
- 中国先秦時代の哲学-思想に興味があります。特に論理学や論理的思考に関心を持っています。『墨子』経・経説や『公孫龍子』を主な研究対象として、『荘子』斉物論篇などとの関係を探究しています。この頃は出土文献に関心を持っています。
- 最近の研究テーマ
- 古代中国の論理的思考を研究する一方、出土文献を利用する研究に取り組んでいます。
- 関心領域
- 戦後日本の映画と文学作品に描写されている政治問題。特に、マイノリティの苦労と悩みに焦点をあてた作品に関心を持っています。
- 最近の研究テーマ
- 日本の大衆文化、日仏文化交流史、翻訳者の社会立場、メディアミックス
- 関心領域
- 多文化社会における人権問題について、人権条約の国内実施の観点から研究しています。特に、ヨーロッパの地域的人権保障制度を事例として、民族的マイノリティに対する差別や人権侵害が生じた際の司法的救済の場面で、国際人権法をどのように活用し得るかという問題に取り組んでいます。
- 最近の研究テーマ
- 人権条約の国内実施と国内裁判所における適用、多文化共生社会の構築と国際人権法、多文化共生社会における人権教育
- 関心領域
- 一般に、「ニュースには国境がある」と言われますが、人々の活動や意識がグローバル化している中で、ニュースもグローバルな視点により生成されたものが必要になってくるのではないか、であるとすれば、それはどのように可能なのか、に関心を持っています。
- 最近の研究テーマ
- 先行するCNN International, BBC World News, Al Jazeera Englishなどを事例に研究を進めています。
- 関心領域
- 国際関係で最も避けたいもの=戦争がなぜ避けられないのか、を考えています。欧州の動向と東アジア(日米中)が主な関心です。歴史や理論はもちろんですが、刻々と変わる情勢、政策も分析します。外国研究機関との共同研究や政府関連、メディア等、柔軟に関心を広げています。
- 最近の研究テーマ
- 「ポスト西洋世界」における安全保障の(各地域、領域における)新展開、特に日本の安全保障外交政策
- 関心領域
- 19世紀フランス文学、主にロマン主義時代の文学作品を研究しています。とりわけこの時代のフランスで数多く刊行されたオリエント(近東地域)の旅行記を題材に、他者(自分とは異なる文化、言語、宗教、習慣を持った人間)との出会いの描かれ方を考察しています。
- 最近の研究テーマ
- ギリシア独立戦争の表象、フランス美術、文学と政治とのかかわり、ポトツキの『サラゴサ草稿』の翻訳
- 関心領域
- グローバル社会で人々の活動を支える基盤的な制度や秩序を国際公共財と呼びます。政府の無い世界ではその提供が難しいのです。世界政府が無くても国際公共財が提供されるしくみは無いのか、探求しています。ICTが生み出すネットワークと知識経済化の中に、そのメカニズムのヒントが隠れていることを発見しました。
- 最近の研究テーマ
- 人々がなぜネット上で協働できるのか。そのしくみの解明などICTが変える経済と社会を探求しています。
- 関心領域
- 不法行為責任の法的性質、専門家の責任、グローバル化がもたらす法の変容
- 最近の研究テーマ
- グローバル化の進行に伴う社会事象の複雑化が、一般不法行為による被害者救済の限界を呈している問題(キャッシュレス社会の推進と救済制度の未整備など)。
- 関心領域
- アートや科学などの領域、学校や職場など様々な場面でヒトがどのように創造性を発揮するかを研究しています。創造性の測定や創造性発揮のメカニズムの解明など基礎研究から、学校や職場の創造性教育、美術館や博物館でのアートや科学に関する学びの支援など応用研究にも取り組んでいます。
- 最近の研究テーマ
- 創造性の測定尺度・検査の開発、学校や家庭における創造性教育、組織で働くヒトの創造性、ミュージアムにおける鑑賞支援
- 関心領域
- 1歳齢ごろの赤ちゃんは言葉をうまく操れませんが、指さしによって他者と意思疎通を図ることができます。なぜ赤ちゃんが指さしをするのかについて、親子の観察や実験を通して明らかにしようとしています。また、動物園のチンパンジーたちの身振りを観察し、ヒトの身振りと何が異なるのかについても検討を進めています。
- 最近の研究テーマ
- 乳幼児の指さしの発達と進化、涙もろさの生涯発達と性差など
- 関心領域
- 超高齢社会の中において、人々が安心して暮らせるには何が必要かについて検討したいと思っています。特に、高齢者の在宅介護や在宅での看取りについて関心があります。認知症やがんなど、老年期において疾患を抱えた時に、ご本人やご家族にはどのようなケアや支援が必要かについて考えていきたいと思っています。
- 最近の研究テーマ
- 在宅での看取り、在宅介護における家族介護者の心理、がんを持つ親の子どもへの支援、男女共同参画に関する調査
- 関心領域
- これまで、子どもと家族を対象に病院や学校・地域で心理臨床を積み重ねてきました。子どもの心理療法、地域での子育て支援、がん医療におけるコミュニケーション、学校でのがん教育など、子どもと家族をめぐるテーマに関心を持っています。特に、現在は若年世代のがん患者さんとその子どもたちへの支援について実践研究を行っています。
- 最近の研究テーマ
- がんになった親と子どもへのサポート、がん教育、AYA世代がん患者への心理社会的支援
- 関心領域
- 見たり聞いたりする「知覚」の働きは、言わば私たちの心の出発点です。ものの知覚から始まる心の経験は、その理解や記憶、さらには思考や言語といった「認知」の働きにつながり、私たちの心の中に複雑な仕組みを作り上げています。その一端を、実験や調査で解明できればと思います。
- 最近の研究テーマ
- 文字や数字と色を結び付ける「共感覚的な認知」の仕組みを検討することで、共感覚の謎に迫れればと考えています。
- 関心領域
- これまで周産期医療の領域で妊産婦と家族の心のケア、子どもの発達支援等に携わってきました。様々な理由で新生児集中治療室に入院となった赤ちゃんとその家族への心理的な支援の在り方などについて研究を行っています。
- 最近の研究テーマ
- 周産期の心のケア、子どもの発達支援
- 関心領域
- 人々が自己と他者、関係性と自律性のバランスをどのように取ろうとするか、また、この両側面が相互に与える影響について関心があります。人生のさまざまな段階でその個人や、個人を取り巻く環境や社会・文化に応じた調整が必要なときがあり、それらを人々の回答や語りから明らかにしていきたいと考えています。
- 最近の研究テーマ
- 自己と他者の調整、子育て中の親における調整、子育て観・家族観、社会認識
- 関心領域
- 障害や疾患、不適応といったさまざまな困難を抱えた人のウェル・ビーイングに興味を持ち、研究テーマとしています。実践では、主に青年期以降を対象とした心理支援を行ってきました。個人への心理面接に加え、集団や地域でのメンタルヘルス活動に取り組んできています。
- 最近の研究テーマ
- 身体障害者、精神障害者等のウェル・ビーイング、通信制高校生徒のメンタルヘルス、その他、心理支援の実践から抽出された課題を事例から検討
- 関心領域
- これまで公立学校のスクールカウンセラー、病院のペインクリニックや緩和ケア病棟で心理臨床に従事してきました。身体疾患(主にがん)を持つ方や慢性的な痛みを抱えた方への心理支援に関する研究を行っています。
- 最近の研究テーマ
- がん緩和ケア、慢性疼痛の心理療法、スクールカウンセリング
- 関心領域
- 乳幼児期の音楽的発達、とくに養育者と音・音楽を介して関わり合いながら育つ道筋を、音声解析や動作解析によって解明しています。保育現場との共同によるカリキュラム開発も行っています。
- 最近の研究テーマ
- 赤ちゃんとお母さんのコミュニケーションにおける音楽性、保育における表現のカリキュラム開発
- 関心領域
- 子どもの健康を守り育てる教育プログラムの開発に興味があります。小・中・高校生が健康についての科学的な認識と主体的な実践能力を高める方法ならびに初等・中等・高等教育での学校保健活動の推進に関して調査と実践研究により検討しています。小・中・高校の保健教科書の執筆・編集も行っています。
- 最近の研究テーマ
- 保健教科書、学習指導要領、がん教育、「罹患性」の自覚、DUPの短縮、教員の健康・安全能力、健康観察
- 関心領域
- 特に18・19世紀のドイツの教育思想を対象としながら、近代教育のあり方について哲学的・思想史的な観点から研究を進めています。さらに、現代社会において成熟し自律するとはどういうことかについても考えています。
- 最近の研究テーマ
- ドイツの思想家ヘルバルト(Johann Friedrich Herbart 1776-1841)の研究、現代社会における人間の自律、近代化、道徳教育
- 関心領域
- 子どもの虐待防止について、児童相談所が関わる虐待問題を抱える家族の特徴を実態調査から研究しています。特に虐待の要因の一つでもある家族の貧困、子どもの貧困への対応、在宅支援、社会的養育(里親、児童養護施設等)の課題も含め分析しています。
- 最近の研究テーマ
- 子どもの貧困、ひとり親家庭への支援、DV問題を抱える家族の分析、子ども食堂、無料塾、子ども虐待予防、障害児への支援
- 関心領域
- 「遊び」は乳幼児期の子どもの重要な学習と位置づけられています。遊びの中で子どもは何を学んでいるのか、その学びを支える保育者の専門性とは何か、専門性はどう高められていくか、という点について長く考え続けています。
- 最近の研究テーマ
- 遊びの質の評価 遊びの質と保育環境の関係 子ども理解を深める保育記録の在り方
- 関心領域
- 母語としての日本語を育む国語科の授業をどのようにつくっていくのかが中心的課題です。子どもの側に立ち、発達と言語・教材・指導法など多角的に課題に迫っています。検定教科書の編集にも参画しています。
- 最近の研究テーマ
- 綴方教育と文学教育の再評価と今日的在り方の追究。単元開発。
- 関心領域
- 「人がものごとを理解するプロセスとは?」「話し合いは理解にどう役立つ?」など、学び手の頭や心のはたらきに関する研究(認知科学)をベースに教育に対する様々なレベルのはたらきかけのあり方を考えています。小中高校の先生方や自治体と連携し、実際の授業づくりや教員研修にかかわりながら研究を進めています。
- 最近の研究テーマ
- 学習者中心型の授業づくりと評価、STEAM教育、授業研究をとおした教師の力量向上支援、授業におけるICT活用
- 関心領域
- 異文化理解を促進し世界の平和構築に貢献することを目的に発展してきた比較教育学が、21世紀のグローバリゼーションとリージョナリゼーションの進展とともにどのように変化しているのか、国際的影響関係が強い各国の生涯学習政策に着目しながら、考察している。
- 最近の研究テーマ
- 公教育における多様な学習機会の保証の在り方ならびに越境する人々とその教育に関する国際比較研究。とくにEU、北欧・スウェーデン、旧ソ連・ロシアの事例研究。
- 関心領域
- 「学ぶ」時、あるいは「学べない・学ばない」時に、そこに何が起こっているのか、いかに「学ぶ」ようになるのかについて探究しています。たとえば、障害、LGBTQ、疾病、学業のつまずき等により学ぶこと・生きることに困難を抱える人と共により良く生きる・学ぶことが実現されたとしたら、そこにどのような状況が存在するのかといった問いです。
- 最近の研究テーマ
- 教養教育、地域活動への参加を通した学び、インクルーシブ教育、深い学び、教師教育
- 関心領域
- 保育の場における子どもたちの育ちが、どのような人やモノや出来事との関係の中で生まれているのか、その子どもを取り巻く周囲の関係構造や、それらの関係の変容過程に関心を持って研究しています。また、子どもの育ちと連動し合う保育者の育ちや保護者の育ちについても関心は広がっています。
- 最近の研究テーマ
- 子どもの「参加」過程を支える場の構造 保育の質向上に繋がる研修体制 子ども・保護者・保育者の育ち合い
- 関心領域
- 「豊かな教育社会は何か」をテーマに、持続可能な開発のための教育(ESD)や国際理解教育、地球規模課題に取り組むホリスティック教育の理論や実践について、また教育分野の国際協力のアプローチや事例について研究している。なお、近年はJICA草の根技術協力事業により、スリランカの貧困村における環境教育/ESD支援を展開し、大学院を中心に途上国におけるサスティナビリティの学習課題について検討している。
- 最近の研究テーマ
- ユネスコの推進する地球規模課題、特に気候変動問題を解決するための教育の理論研究と実践研究。
- 関心領域
- 学校教育における体育科教育の存在意義やあり方、カリキュラム、良い体育授業とはなどに興味があります。さらに、体育科におけるダンスカリキュラムや教員養成課程におけるダンス授業の在り方について研究しております。
- 最近の研究テーマ
- 体育科カリキュラム、ダンスカリキュラム、スポーツリテラシー、ダンスリテラシー、体育科指導法、ダンス指導法
- 関心領域
- 大学内子育て支援室「マーガレットルーム」スタッフとしてかかわっています。「支援」というと、支援する側:される側という立場を想像しがちですが、子育て支援室ではその場に居合わせる誰もが子育てを楽しむ仲間になります。様々な人とのかかわりが互いに恵みをもたらす「互恵」の関係について学びを深めていきたいと考えています。保育現場経験も活かし実践につながる学びを深めます。
- 最近の研究テーマ
- 子育て支援室の役割 子育て支援の互恵性 保育者の役割
- 関心領域
- 美術教育の振興を願い、美術文化と子供の造形文化を架橋する筋道を、文化人類学や認知科学などの視座から構想しています。さらに美術教育による国際貢献活動や、他国との造形美術に関わる教科の比較研究に関心があります。また、「図画工作科」文科省検定教科書の企画や執筆を行っています。
- 最近の研究テーマ
- カリキュラム開発、カンボジア王国新設美術科ナショナルカリキュラム及び教科書の作成、「かがくいひろし論」(絵本学)など。
- 関心領域
- 家庭科教育も生活科教育も社会の中で「人が人としてより良く生きる」ことを中心に考えていく教科です。実技的な事のみならず、いろいろなことを体験する中で育まれる感性の大切さ、急激に変化する社会に柔軟性をもって生きていくにはどのような学びが必要なのか、日々関心をもっています。
- 最近の研究テーマ
- 家庭科、生活科の体験活動による学びの効果
研究員情報は聖心女子大学グローバル教育研究所WEBサイトをご覧ください。
研究員情報は聖心女子大学キリスト教文化研究所WEBサイトをご覧ください。
図書館
本学における学習・研究活動を支援する重要な学術情報基盤です。学習や研究における創造的なパートナーとして、情報リテラシー教育と学術コミュニケーション活動を支えています。
研究倫理
聖心女子大学では、研究活動不正及び公的研究費の不正使用を防止し、適正な運営・管理を行うよう努めています。
外部研究資金
科学研究費獲得状況についてご紹介します。
グローバル共生研究所
聖心女子大学の「大学の理念」に基づき、グローバル共生を実践する人間を生み出していくための教育と研究そして社会活動を行う拠点です。
キリスト教文化研究所
キリスト教の文化や思想に関する研究を推進し、またこれに関わる教育を支援し、またその実りを内外に発信することをもって社会に貢献することを目指す大学付属機関です。
学術リポジトリ
聖心女子大学の知的生産物の発信と保存を目的として、聖心女子大学が生産・保有する学術成果物を電子的な形態で収集・蓄積し、国内外の誰もがアクセスできるようにWEB上で公開するものです。