コード MM44-01
授業科目 英語文化論[文学と電子メディア]2
副題 (Less is More (2): Hint Fiction)
副専攻
特記事項
担当者 扶瀬 幹生
単位 2
期・曜時 後期 金3
対象学年 2年

学習目標
 紙のメディアで出版された文学テクストを電子媒体に移し替えることによって、作品に楽しく取り組みながら、各自が主体的に文学作品を理解し研究を深める姿勢と、そのために必要な英語読解力と文学的想像力を鍛錬します。パワーポイントやペンタブレットといった電子ツールを駆使する能力も身につけます。
授業概要
 Hint Fictionという25語以内で書かれた一連の超ショートストーリーをとりあげ、PowerPointを使って文字・画像・音声情報を盛り込んだデジタル作品にします。次に、既成の作品からヒントを得て、自分独自のHint Fiction作品を創作します。最後に作品の発表と講評を経て、自分の作品についての解説と考察をレポートにまとめます。
テキスト
 とくに指定しません
参考文献・課題図書
 Robert Swartwood (ed.), Hint Fiction: An Anthology of Stories in 25 Words or Fewer (2010)
受講生への要望
 紙に印刷された形で文学テクストを受け取ると、私たちはおのずと「読者」「批評家」「研究者」という役割を演じようとしますが、同じ作者が作った作品でもそれをデジタル化するとなると、私たちは上記の役割を一層活発に演じることを要求されるだけでなく、あらたに「作者」「演出家」という、より積極的に創造的な役割も演じなければならなくなります。これは大変労力と根気のいる作業ですが、自分の作品を納得する形に作り上げていくのはとても楽しい苦労です。

 1GB程度のUSBメモリを各自用意してください。
評価方法
 出席、課題への取り組み姿勢、学期末レポート
授業計画
1.Hint Fictionの作品例紹介と割り当て
2.朗読: 音声ファイルの作成と編集
3.リズムの分析: 文字のマークアップと表示のアニメーション化
4.構文の分析: 同上
5.注釈: 同上、並びにwebを駆使した文字・画像情報の検索
6.図像化: ペンタブレットを使った描画
7.デジタル作品としての統合: アニメーションと画面切り替えの自動化
8.Hint Fiction創作(1)
9.Hint Fiction創作(2)
10.Hint Fiction創作(3)
11.Hint Fiction創作(4)
12.Hint Fiction創作(5)
13.Hint Fiction作品発表と講評(1)
14.Hint Fiction作品発表と講評(2)
15.学期末レポートの事前チェック
自由記述欄
 

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