2013 syllabus

コード	MF25-01
授業科目	英語学特講３－１
副題	（英語統語論）
副専攻	M1
特記事項

担当者	林　龍次郎
単位	2
期・曜時	前期　水2
対象学年	2・3・4年

学習目標

　科学的な言語理論である生成文法の基本となる考え方を、英語の分析を通して習得することが目標である。与えられた規則を覚えるのではなく自分で発見していく手順を身につけることが重要になる。

授業概要

　テキストを読みながら言語分析の方法を学ぶと同時に英語の構造について理解を深めていく。講義形式を主体とするが、受講者の発言も随時求める。問題演習も行う。

テキスト

　Sobin, Nicholas (2011) Syntactic Analysis: The Basics. Wiley-Blackwell.

参考文献・課題図書

　Aarts, Bas (2008) English Syntax and Argumentation. 3rd. ed. Palgrave Macmillan.
　Carnie, Andrew (2007) Syntax: A Generative Introduction 2nd edition. Wiley-Blackwell.
　渡辺明 (2009) 『生成文法』東京大学出版会．
　岸本秀樹 (2009) 『ベーシック生成文法』ひつじ書房．

受講生への要望

　テキストを自分で読んだ上で毎回出席すること。
　後期開講「英語学特講３－２」も受講することを強く薦める。

評価方法

　授業への参加状況・期末試験の成績から総合的に評価する。

授業計画

１．統語論とは(What is Syntax about?)
２．語の構造と分類１(The Structure and Classification of Words 1)
３．語の構造と分類２(The Structure and Classification of Words 2)
４．文の構造の基本１(Fundamentals of Sentence Structure 1)
５．文の構造の基本２(Fundamentals of Sentence Structure 2)
６．文構造の規則(Rules of Sentence Structure)
７．文構造と意味(Sentence Structure and Meaning)
８．等位構造と代用形(Coordination and Pro-form)
９．代名詞の指示関係１(Pronouns and Coreference 1)
10．代名詞の指示関係２(Pronouns and Coreference 2)
11．動詞句と助動詞(Verb Phrases and Auxiliaries)
12．D構造とS構造(D-structure and S-structure)
13．VからTへの移動(V-to-T Movement)
14．演習とまとめ
15．期末試験

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