コード
LF34-01
授業科目
発達心理学特講8
副題
(ジェンダーと家族内暴力)
副専攻
A2・L1
特記事項
担当者
内藤 和美
単位
2
期・曜時
前期 火2
対象学年
2・3・4年
学習目標
1.社会構造と社会的に弱い立場にある人たちへの暴力の関係、具体的には、日常生活・社会生活の中にある性別分業慣習と、ドメスティック・バイオレンス等の女性に対する暴力の関係が理解できる
2.児童虐待がどういう問題であるのかが理解できる
3.性別について公正で、どのような性別の人にもより生きやすい社会の姿を認識できる
4.家族内暴力で傷ついた人たちの被害の回復のための支援のあり方を具体的に検討できる
授業概要
まず、「女性に対する暴力」を生み出し、逆に「女性に対する暴力」によって支えられてきた戦後日本社会のジェンダー構造を確認する。その上で、家族の中の暴力として、ドメスティック・バイオレンスと児童虐待を詳述する。
テキスト
使用しない。レジュメ(プリント)による。
参考文献・課題図書
【参考書】
信田さよ子「家族の悩みにおこたえしましょう」朝日新聞出版2012
内閣府男女共同参画局:平成25年度版男女共同参画白書
受講生への要望
ひとりひとりの学究および人生と関連づけた真摯な取り組みを求めます。プリント保存用のファイルを用意してください。
評価方法
講義を踏まえ、特定課題に対する自身の分析・解釈・見解を論述する形の試験を実施する。試験点に平常点を加味して評価する。
授業計画
1.女性に対する暴力を生み出す構造(1):第1の性別分業‐社会的労働と家事労働等の性別分業
2.女性に対する暴力を生み出す構造(2):第1の性別分業‐社会的労働と家事労働等の性別分業-続き
3.女性に対する暴力を生み出す構造(3):第1の性別分業‐社会的労働と家事労働等の性別分業-続き
4.女性に対する暴力を生み出す構造(4):第2の性別分業‐基幹労働と周辺労働。第1・第2、2つの性別分業の悪循環関係
5.性別分業と「女性に対する暴力」
6.「女性に対する暴力」の現状と課題:「女性に対する暴力」とは。「女性に対する暴力」の種々の形態
7.ドメスティック・バイオレンス(1)‐調査から見えた実態とことの「本質」(1)
8.ドメスティック・バイオレンス(2)‐調査から見えた実態とことの「本質」(2)
9.ドメスティック・バイオレンス(2)‐調査から見えた実態とことの「本質」(3)
10.ドメスティック・バイオレンス(4)‐被害者対応、加害者対応、DVをなくすための根本的対策
11.児童虐待(1)‐どういう問題か、ひとつの調査から
12.児童虐待(2)‐DVとのつながり
13.児童虐待(3)‐児童虐待対応の4局面を貫くキーワード「自己肯定感情」「ネットワーク」
14.ハラスメントということ
15.まとめ
自由記述欄
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