2013 syllabus

学習目標

　認知心理学における高次視覚と統合的認知の問題を理解し，基本的な情報処理原理を習得する。

授業概要

　人間の高次視覚と統合的認知にかかわる最新の研究成果を，見落とし，情景認知，身体表象，感覚融合，美感などのデモンストレーションや模擬実験を体験するとともに，その背景や意義をできるだけ基礎的な事項から理解することによって，人間の情報処理原理を理解することを目的とする。

テキスト

　視覚科学　横澤一彦（著）　勁草書房

参考文献・課題図書

　認知心理学１　知覚と運動　乾敏郎（編）　東京大学出版会

受講生への要望

　講義で体験する様々な心理現象などに関する質疑応答をもとに進められるので，講義への積極的な姿勢が必要である。
　2010年度に修得済みの者は，履習不可。

評価方法

　出席状況と試験によって評価する。

授業計画

１．高次視覚と統合的認知
２．視覚的注意
３．視覚探索
４．特徴統合
５．注意の時空間特性
６．見落としと無視
７．オブジェクト認知
８．情景認知
９．身体と空間の表象
10．視聴覚統合
11．視触覚統合
12．美感
13．共感覚
14．脳機能計測と統合的認知
15．意識

自由記述欄