2013 syllabus

コード	RB82-01
授業科目	宗教科教育法２
副題
副専攻
特記事項

担当者	佐々木　裕子
単位	2
期・曜時	後期　火5
対象学年	2・3年

学習目標

　中学校および高等学校の宗教科免許状を取得する予定の者、また、宗教に関わる課題を教える教員として身につけておくべき基礎力を養い、実践的教育法を身につける。

授業概要

　「宗教を教える」、あるいは「宗教にかかわる課題を教える」ということはどういうことかを、講義と演習を通して学ぶための実践コースです。宗教を学ぶ生徒たちは、グローバル化の進展に伴い、様々な宗教や宗教文化にさらされている現代社会に生きています。その生徒たちの視点に立ち、その興味や疑問などをどのように把握し、それらを踏まえた学習指導案をいかに作成し、様々な教育方法等の学びを通して、自分の教育技量をどうやって高めていくかについて、具体的な教案作成、模擬授業などを通して身につけていきます。なお、中等教育の現場で実際に宗教を教えている先生方のお話や体験などを交えて具体的に考えていく予定です。

テキスト

　なし。

参考文献・課題図書

　授業中に必要に応じて適宜指示します。

受講生への要望

　この授業は宗教科教育法という実践的な力を身につける授業です。特に、履修者それぞれの課題や要望を反映した授業にするためにも、課題に対する意見交換など各人の積極的な参加が求められます。なお、受講に当たっての信仰の有無は問いません。授業を受ける生徒の立場に立って考えるためにも、宗教に関して各自が感じていることや疑問なども大切に持ち寄って下さい。

評価方法

　平常点及びレポートなどで総合的に評価する。

授業計画

１．イントロダクション
２．学習者の背景を知る　１．現代社会の諸課題と宗教について考える
３．学習者の背景を知る　２．諸宗教の知識について考える（１）
４．学習者の背景を知る　３．諸宗教の知識について考える（２）
５．宗教科における教育機器と教育方法　１．IT機器の活用
６．宗教科における教育機器と教育方法　２．マルチメディア教材の活用
７．学習指導案作成実習１
８．学習指導案作成実習２
９．学習指導案作成実習３
10．実際に宗教科を教えるということ（現場の先生方の体験に聴く）
11．模擬授業と相互評価１
12．模擬授業と相互評価２
13．模擬授業と相互評価３
14．模擬授業と相互評価４
15．まとめ

自由記述欄

　上記の計画はあくまでも予定であり、初回の授業において履修者の要望や課題などを確認した上で、変更する可能性もあります。授業開始時に、履修者は授業に対する各自の希望や課題と考えていることなどを準備してきて下さい。

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