2013 syllabus

コード	JH14-03
授業科目	教育学演習１　Ｃ
副題
副専攻	J1
特記事項

担当者	(前)永田　佳之・(後)西原　直枝
単位	4
期・曜時	通年　水4
対象学年	2年

学習目標

（前期）
　教育や子育て、学校等に関する「自明性の理」からの解放と基礎知識の習得を目指す。
（後期）
　教育について多角的に論じる文献を購読し、発表し、討議することを通じて教育と教育学に関する基礎的な知識・理解を習得し、関心を求める。

授業概要

（前期）
　国内外の多様な教育理論や実践にふれることを通して、教育や学習について「当たり前」であると認識していることを「当たり前でないもの」として捉え直し、伝統的な教育観や従来の子ども観について吟味する。
（後期）
　教育に関する文献を講読し、教育学に関する基礎的な知識や関心を深める。様々な研究方法やデータの見方を学び、自らの教育学的視点を養う。

テキスト

（前期）
　五島敦子ほか編著『未来をつくる教育ESD：持続可能な多文化社会をめざして』（明石書店）
（後期）
　佐藤淑子「日本の子どもと自尊心　自己主張をどう育むか」中公新書、2009。その他、プリントを配布するほか、授業時に指示する。

参考文献・課題図書

（前期）
　永田佳之『オルタナティブ教育：国際比較に見る21世紀の学校づくり』（新評論）
（後期）
　授業時に指示する。

受講生への要望

　副専攻生は人数に余裕のある時のみ履修可。
（前期）
　グループ発表を含める予定。問題意識をもって積極的に臨むこと。
（後期）
　事前に購読論文をよく読んで授業に臨むこと。そのために論文に対するコメントを事前に提出する。発表者は、事前に参考文献を配布し、活発な討議ができるための準備をする。

評価方法

　発表・討論・レポート提出。

授業計画

１．オリエンテーション
２．「教育」とは何か？
３．教育の伝統と革新（その１）
４．教育の伝統と革新（その２）
５．教育の伝統と革新（その３）
６．日本における近代公教育制度の成立
７．教育改革の国際比較（導入編）
８．教育改革の国際比較（「学力」とは何か？）
９．オルタナティブな教育の可能性と課題
10．持続可能な未来への学び
11．環境教育の視座：自然と人間の関係性を問う
12．多文化社会の異文化コミュニケーション
13．越境時代の多文化教育
14．再び「教育」とは何か？
15．まとめ
16．後期のオリエンテーション、発表分担の決定など
17．情報収集方法
18．統計データの読み方
19．報告者の発表と討議（その１）
20．報告者の発表と討議（その２）
21．報告者の発表と討議（その３）
22．報告者の発表と討議（その４）
23．報告者の発表と討議（その５）
24．報告者の発表と討議（その６）
25．報告者の発表と討議（その７）
26．報告者の発表と討議（その８）
27．報告者の発表と討議（その９）
28．報告者の発表と討議（その10）
29．報告者の発表と討議（その11）
30．後期のまとめ

自由記述欄

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