コード JC17-01
授業科目 西洋教育史2
副題 (民衆教育の史的展開)
副専攻 J1
特記事項
担当者 岩本 俊郎
単位 2
期・曜時 前期 木4
対象学年 1(A)・2・3・4年

学習目標
 近代西洋における子ども観、特に子どもの権利にかかわる認識と思想ならびに民衆教育の史的展開過程を史実に即してたどることを通じて、近代西洋における公教育(国民教育)制度の成立過程を理解することを学習目標とする。
授業概要
 大人の付属物に過ぎぬとみなされてきた子どもが、子どもとして独自に生きる権利を認められるに至った歴史的歩みならびに長い間教育不要とされてきた民衆の子どもを学校教育の対象とするに至った思想と論理、近代市民社会における国民教育制度の形成過程などを中心に、具体的に講述する。
テキスト
 岩本俊郎編『改訂増補 原典・西洋の近代教育思想』文化書房博文社
参考文献・課題図書
 岩本俊郎他編『近代西洋教育史』国土社
受講生への要望
 恒常的に出席し、適宜紹介する資料や文献に積極的に取り組むことを要望する。
評価方法
 平常点および期末試験を基本とする。
授業計画
1.Introduction
2.教育における近代の問題
3.大学の成立と発展
4.ルネサンス期の教育思想(イタリア・ヒューマニストの場合)
5.ルネサンス期の教育思想(フランス・ヒューマニストの場合)
6.宗教改革と教育
7.教授学の萌芽(コメニウスの教育思想)
8.市民革命期の教育(ブルジョワ・イデオローグの教育的主張)
9.市民革命期の教育(民衆教育の実際)
10.産業革命期の教育(民衆教育の思想)
11.産業革命期の教育(民衆教育・中等教育の実際)
12.新教育の思想と運動(1)教育における児童中心主義の思想
13.新教育の思想と運動(2)新教育運動の展開
14.国民教育制度の構想(中等教育をすべてのものに)
15.まとめ
自由記述欄
 

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