コード HB25-01
授業科目 哲学演習Ⅴ-1
副題 (トーベ・ヤンソンを読む)
副専攻 H1
特記事項
担当者 冨原 眞弓
単位 2
期・曜時 前期 水4
対象学年 2・3・4年

学習目標
 北欧文学の脈絡のなかでフィンランドの作家トーベ・ヤンソンの作品群をジャンル別に丁寧に読みとき、その独特の世界観・人間観を把握し、個別の作品について論評を書く。
授業概要
 トーベ・ヤンソンの創作ジャンルは、児童文学・小説・詩・絵画・挿絵・連載漫画・政治諷刺画等、多岐にわたるが、子細に検討してみると、各ジャンルを超えた共通の特性がある。それぞれのジャンルを吟味し、作品の論評やレジュメ作成の実践を通じて、芸術家ヤンソンの世界観・人間観を支える思考に迫りたい。
テキスト
 演習の進展に合わせて適宜指示する。
参考文献・課題図書
 演習の進展に合わせて適宜指示する。
受講生への要望
 初回授業への出席が受講の必須条件。実践的演習の性質上、受講希望者が多数の場合は筆記(小論文)による選抜をおこなう。演習中心の授業なので、頻繁な課題(論評や小論)の提出やレジュメ作成を求める。
評価方法
 出席重視(3分の1以上の欠席で評価不可)。出席率、課題やレジュメ作成の提出状況等を勘案して、総合的に評価する。
授業計画
1.トーベ・ヤンソンのムーミンを読む(1):9冊の全体像
2.ムーミンを読む(2):前期作品(第1作から第5作まで)
3.ムーミンを読む(3):後期作品(第6作から第9作まで)
4.1.から3.の総括と論評実践
5.諷刺雑誌『ガルム』(1):フィンランドの独立と内戦
6.諷刺雑誌『ガルム』(2):二つの世界大戦
7.諷刺画の署名としてのムーミン:パロディとアイロニー
8.コミックスの主人公としてのムーミン:ユーモア
9.5.から8.の総括と論評実践
10.ポストムーミン作品群(1):短篇集の人物造形
11.ポストムーミン作品群(2):短篇集の象徴性
12.ポストムーミン作品群(4):中篇の物語性
13.ポストムーミン作品群(4):長篇の構築力
14.10.から13.の総括と論評実践
15.小論文による試験
自由記述欄
 

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