コード
HA76-01
授業科目
倫理学概論Ⅳ
副題
(悪と自由の形而上学をめぐる実践倫理学)
副専攻
H1
特記事項
担当者
冨原 眞弓
単位
2
期・曜時
後期 水3
対象学年
1(B)・2・3・4年
学習目標
倫理学の規範にかんする諸説や広義の実践的価値判断について学び、小論文作成やディベート実践を通して、自分の頭で考える一助とする。
授業概要
倫理学と哲学や道徳や宗教は違うのか違わないのか。その相違をめぐる問題意識を出発点とし、素朴な質問や身近な問題をとりあげ、具体的な例を設定して、善悪や正義や真偽について考える。
前期は主として理論的な規範倫理学を、後期は主として理論の実践篇である応用倫理学を学ぶ。
テキスト
講義の進展に合わせて随時指示または配布する。
参考文献・課題図書
講義の進展に合わせて随時指示する。
受講生への要望
初回授業への出席が受講の必須条件。一方的な講義ではなく、小論文作成やディベートの実践をおこなうため、受講希望者が多数の場合は筆記による選抜をおこなう(授業形態は受講者数によって若干の変更がある)。いずれにせよ積極的に授業に参加する姿勢を期待する。
前期の受講は必須ではないが、継続しての受講が望ましい。
評価方法
出席状況(3分の1以上の欠席で期末試験の受験資格喪失)、課題やレジュメの提出状況、授業参加の姿勢、課題または期末試験等による総合評価。
授業計画
1.応用倫理学とはなにか 応用倫理学への導入
2.功利主義と義務論(1):外的行為か、内的行為か
3.功利主義と義務論(2):動物への配慮か、動物の権利か
4.個と共同体(1):「だれ」にとっての善か
5.個と共同体(2):「だれ」にとっての正義か
6.善の定義:永遠なるイデアか、可変的なカテゴリーか
7.前半の総括・ディスカッション・課題作成と提出
8.欲望の倫理学:「快」と「不快」
9.欲望の倫理学(2):「文化相対主義」の功罪
10.欲望の倫理学(3):「思想・表現の自由」と「公共の福祉」
11.欲望の倫理学(4):合法的暴力と非合法的暴力
12.欲望の倫理学(5):人間の尊厳と「身体の不適切使用」
13.欲望の倫理学(6):人間中心主義を超えて
14.後半の総括・ディスカッション・課題作成と提出
15.試験
自由記述欄
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