2013 syllabus

コード	HA32-01
授業科目	倫理学演習Ⅰ
副題	（理性と感情と道徳）
副専攻	H1
特記事項

担当者	米澤　克夫
単位	4
期・曜時	通年　金2
対象学年	2・3・4年

学習目標

　関連する美文献を読みながら、理性と感情と道徳の関係についての理解を深める。

授業概要

　基本的文献についてレジュメを作成し、一部英語の文献を使用し、内容を発表する。それについて質疑応答し、全員で議論する。

テキスト

　佐藤義之著『感じる道徳―感情の現象学的倫理学ー』晃洋書房（コピーを用意する）
　内藤淳『進化倫理学入門』光文社新書（入手する）

参考文献・課題図書

受講生への要望

評価方法

　課題全般への取り組み度と簡単なレポートにより評価する。

授業計画

１．演習のやり方の説明、分担決定。
２．『感じる道徳』第一章　共苦　序、一　身体的他者認知、二　共苦の生起
３．第一章　三　共苦と道徳、四　共苦の道徳的意義
４．第二章　義務と感情　序、一　義務存在、二　義務の強迫、
５．第二章　三　義務意識と感情、四　罪の意識
６．第二章　五　道徳感情と解釈
７．第三章　倫理的決断における二つの比喩　一　倫理的決断における比較、二　強迫的衝動と倫理的決断
８．第三章　三　強迫される意識、四　天秤の比喩
９．第三章　五　合理的実践判断の実像
10．第四章　意志の弱さ　序、一　内在主義、二　外在主義
11．第四章　三　「意志力」は存在するか、四　物語、性格
12．第五章　性格としての徳　一　解釈されるものとしての性格、二　性格としての徳
13．第五章　三　ドリスの「状況主義」、四　性格発現の抑制要因
14．第五章　五　倫理的性格の実態
15．まとめ
16．『進化倫理学入門』序章　「嘘をついてはいけない」と子供に教える本当の理由
17．第一章　人は利益で動くようにできている
18．第二章　「利己的」な愛
19．第三章　友情と良心の損得
20．第四章　「善」は得、「悪」は損
21．第五章　「私」の利益になる「正しい社会」
22．終章　「自分のための」道徳
23．まとめ
24．D.Davidson，「Weakness of Will」
25．D.Davidson,「Paradoxes of Irrationality]
26．英語原書講読
27．英語原書講読
28．英語原書講読
29．英語原書講読
30．英語原書講読

自由記述欄

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