2013 syllabus

コード	EL22-01
授業科目	人文地理学２
副題	（女性と時間）
副専攻	A2・E1
特記事項

担当者	荒井　良雄
単位	2
期・曜時	後期　水2
対象学年	2・3・4年

学習目標

　人文地理学の授業ですが、取り上げるテーマは、万人の女性にかかわる問題です。普段何気なく過ごしてしまう日常生活の中にうずもれた問題を、冷静かつ多面的に考えてみる態度を身につけてもらえればと思っています。

授業概要

　人文地理学における、やや専門的な研究分野の例として、時間地理学の枠組みに準拠した都市住民の生活活動の分析、特に女性の就業や社会参加に関わる実態分析を紹介します。

テキスト

　特に指定しません。

参考文献・課題図書

　『都市の空間と時間』　荒井他著、古今書院
　『生活の空間　都市の時間』　荒井他編訳、古今書院
　『中国都市の生活空間』　荒井他著，ナカニシヤ出版

受講生への要望

　他の地理学関係科目を受講していると、多少理解しやすいと思います。

評価方法

　出席・小テスト・レポートの併用とします。

授業計画

１．時間地理学の基礎：都市のデイリーリズム
２．時間地理学の基礎概念(1)：デイリーパス
３．時間地理学の基礎概念(2)：プリズム・カップリング・ドメイン
４．生活活動の調査法(1)：活動日誌法
５．生活活動の調査法(2)：調査地域
６．女性と時間(1)：アメリカ女性の状況
７．女性と時間(2)：ニュージーランド主婦の時間と公共交通
８．女性と時間(3)：日本主婦の生活時間
９．女性と時間(4)：日本主婦の就業とライフスタイル
10．女性と時間(5)：日本の保育サービス制度と母親の時間
11．女性と時間(6)：保育サービスの多様化・多元化
12．女性と時間(7)：日本主婦の休日
13．中国都市の時間地理学(1)：生活活動の日中比較
14．中国都市の時間地理学(2)：主婦の活動と保育・家事サービス
15．中国都市の時間地理学(3)：ジェンダー化の進行

自由記述欄

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