コード EB24-01
授業科目 社会心理学特講14
副題
副専攻 E1
特記事項
担当者 羽生 和紀
単位 2
期・曜時 前期 月2
対象学年 3・4年

学習目標
 人間と環境の関係を研究する、問題解決型の心理学領域である環境心理学における広範なテーマを理解し、生活の中でその知識を確認し、深めていくための基礎を習得する。
授業概要
 現実の環境における人間の要素を広い範囲で研究する心理学である、環境心理学の基本的な理論と現実場面への応用を紹介する。写真や図表を多用し、環境と人間の興味深い関係とその背後にあるメカニズムを実感してもらうことを目的とする。
テキスト
 環境心理学:人間と環境の調和のために
 羽生和紀著
 サイエンス社
参考文献・課題図書
 環境心理学:原理と実践(上下)
 ギフォード著
 北大路書房
受講生への要望
 他の学生の迷惑になるので、私語はくれぐれも止めていただきたい。
評価方法
 出席、受講態度、テストにより総合的に評価する。
授業計画
1.環境心理学とは何か1:環境デザインにおける心理学の意義
2.環境心理学とは何か2:環境設計の限界とアフォーダンス
3.環境心理学とは何か3:望ましいデザインと使いやすいデザイン
4.環境の認知1:認知地図
5.環境の認知2:都市のイメージ
6.環境の評価1:環境美学(環境への感情的反応)
7.環境の評価2:外見的評価と意味的評価
8.環境査定:POE(環境性能のアセスメント)
9.環境配慮行動(環境にやさしい行動)
10.対人・社会環境1:プライバシーとパーソナルスペース
11.対人・社会環境2:テリトリアリティ
12.環境と犯罪1:割れ窓理論
13.環境と犯罪2:ホットスポットとルーティンアクティビティ理論
14.環境と犯罪3:環境デザインによる防犯と状況的防犯
15.まとめ
自由記述欄
 環境心理学に関する包括的な入門の講義です。あらかじめ必要な知識はありませんので、興味がある方はぜひ受講ください。

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