コード EB01-01
授業科目 社会心理学特講1
副題 (他者の目に映る自己)
副専攻 E1
特記事項
担当者 菅原 健介
単位 2
期・曜時 前期 木3
対象学年 2・3・4年

学習目標
 社会的適応過程における自己意識の役割を理解する。また、これに関わる実証的研究の方法を理解する。
授業概要
 「他者の目に映る自己」をテーマに、自己意識、自己呈示、対人不安、羞恥心、プライバシー等について講義を行う。社会に依存して生きるヒトにとって、他者から排斥されないこと、あるいは賞賛されることは重要な課題である。これに関連する心理学的諸現象を扱った研究例を紹介し、社会適応と自己意識との関連について考える。
テキスト
 特に定めない。
参考文献・課題図書
 適宜紹介する。
受講生への要望
 心理統計学的な知識を前提として講義を進めるので、相関分析等の基礎を学んでいることが望ましい。
評価方法
 出席とレポートによる。
授業計画
1.プロローグ: 他者の目とオリンピックの魔物
2.自己呈示の諸戦略: ”姑息”な対人適応術
3.賞賛獲得欲求と拒否回避欲求: 対人関係のアクセルとブレーキ
4.羞恥心とは何か: 心の警報器
5.羞恥心のメカニズム: 褒められるとなぜ恥ずかしいのか
6.羞恥心と表情: 恥ずかしいとなぜ赤面するのか
7.羞恥心と発達: 年齢と恥ずかしさの関係
8.迷惑行為と羞恥心: 電車での化粧が意味するもの
9.観衆不安: プレッシャーの社会心理学
10.シャイネス: 引っ込み思案と社会生活
11.自己意識とパラノイア: 自意識過剰の心理
12.トピックス① 文化と自己
13.トピックス② 化粧、ダイエット、アンチエイジング
14.トピックス③ 怒りと自己意識
15.まとめ: なぜ人は自己を意識するのか
自由記述欄
 

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