2013 syllabus

コード	DH22-01
授業科目	世界史文献講読Ⅵ－２
副題	（ヴェネツィア人の見たオスマン朝とサファヴィー朝）
副専攻	D4
特記事項

担当者	山口　昭彦
単位	2
期・曜時	後期　月2
対象学年	2年

学習目標

　平易な英語で書かれた研究文献をできるだけ速く正確に読みこなすための能力を身につけることをめざします。

授業概要

　16世紀にオスマン朝を経てサファヴィー朝に旅したヴェネツィア人の旅行記を読みます。16世紀前半、オスマン朝による東地中海支配に危機感をもったヴェネツィア共和国は、当時オスマン朝と対立していた東の隣国サファヴィー朝と同盟を結び、オスマン朝を挟み撃ちすることを画策します。そのための密使として派遣されたのが、旅行記の著者にして主人公であるミケーレ・メンブレでした。当時、ヴェネツィア領であったキプロス島にいたメンブレは、エーゲ海をわたってアナトリア西岸に上陸し、敵国オスマン領内に入ります。その後も変装して旅を続け、黒海に抜けて海路でコーカサスに渡り、ようやくサファヴィー朝へと入っていきます。結局、サファヴィー朝との同盟締結には至りませんでしたが、彼の記録はオスマン史・イラン史研究のための第一級の史料になっています。

テキスト

　Michele Membré, Mission to the Lord Sophy of Persia (1539-1542), Translated with Introduction and Notes by A.H.Morton, London: School of Oriental and African Studies, University of London, 1993.

参考文献・課題図書

　授業中に紹介する。

受講生への要望

　必ず予習し、毎回出席してください。

評価方法

　出席、予習状況、授業への貢献度、期末テストなどに基づいて評価します。

授業計画

１．導入：授業の概要の説明・輪読の分担
２．テキスト講読
３．テキスト講読
４．テキスト講読
５．テキスト講読
６．テキスト講読
７．テキスト講読
８．テキスト講読
９．テキスト講読
10．テキスト講読
11．テキスト講読
12．テキスト講読
13．テキスト講読
14．確認テスト
15．まとめ

自由記述欄

■BACK　■検索システムへ　 ■TOPへ