2013 syllabus

コード	DD56-01
授業科目	古代オリエント史
副題
副専攻	D4
特記事項

担当者	菊地　敬夫
単位	4
期・曜時	通年　火2
対象学年	1(B)・2・3・4年

学習目標

１．古代エジプト文明の基礎知識を学び、古代オリエントに対する関心を深める。
２．エジプト史の変遷を知り、歴史観を育む。
３．ナイル川流域の自然環境と古代エジプト文明のかかわりを理解する。

授業概要

　ナイル川流域に成立した古代エジプト文明では、ローマ帝国のもとでキリスト教が広がりを見せるまで、約3000年に亘り、周辺文化と交流しつつ伝統的な多神教に根ざした文化が展開した。その過程を考察することで文明の本質を知り、これからの人間の生き方を探る。

テキスト

　適宜、プリントを配布する。

参考文献・課題図書

　吉村作治『古代エジプトを知る事典』東京堂出版、2005年。
　吉村作治『吉村作治の古代エジプト講義録』上下、講談社+α文庫、講談社、1996年。
　近藤二郎『エジプトの考古学』同成社、1997年。

受講生への要望

　私語、遅刻せず、しっかりと講義を聴いて、ノートを取って欲しい。

評価方法

　古代エジプト文明の成立と変遷を意味ある歴史の連なりとして理解できているか、論述形式の期末試験と出席状況で評価する。

授業計画

１．オリエンテーション
２．エジプトの地理と環境
３．エジプト史の枠組み
４．新石器時代
５．先王朝時代１：バダリ文化期～ナカダI期
６．先王朝時代２：ナカダⅡ期～ナカダⅢ期、下エジプトの文化
７．初期王朝時代
８．古王国時代１：第３王朝
９．古王国時代２：第４王朝
10．古王国時代３：第５、第６王朝
11．古王国時代４：ピラミッド複合体
12．古王国時代５：社会と宗教
13．第１中間期
14．中王国時代１：上下エジプトの再統一
15．前期総括とテスト
16．中王国時代２：第１２王朝
17．中王国時代３：文学
18．中王国時代４：社会と宗教
19．第２中間期
20．新王国時代１：第１８王朝の成立
21．新王国時代２：ハトシェプスト女王の統治
22．新王国時代３：第１８王朝の繁栄
23．新王国時代４：アマルナ時代
24．新王国時代５：第１９王朝
25．新王国時代６：ルクソールの神殿と墳墓
26．新王国時代７：第２０王朝
27．第３中間期
28．末期王朝
29．プトレマイオス朝・ローマ支配期
30．後期総括とテスト

自由記述欄

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