コード
DD55-01
授業科目
イスラム社会史入門
副題
(ナイルからみたエジプト中世史)
副専攻
D4
特記事項
担当者
熊倉 和歌子
単位
2
期・曜時
後期 金4
対象学年
1(B)・2・3・4年
学習目標
歴史学の現状や方法を学び、自分で目標を設定し、それにアプローチするためのスキルを身につける。
授業概要
自然環境は人間の営みにどのような影響を与えてきたのだろうか。そしてそれを歴史的に解き明かすにはどのような方法がありうるのだろうか。本講義では、特異な性質をもつ大河ナイルが流れるエジプトの中世に焦点をあて、その歴史をナイルと人との関係を軸にしながら解説する。
テキスト
特に定めない。
参考文献・課題図書
適宜指定する。
受講生への要望
毎回リアクションペーパーを提出してもらい、それを出席点とする。
評価方法
出席とレポートによって評価する。
授業計画
1.オリエンテーション:ブラックボックスの中のイスラーム期のエジプト
2.歴史・環境・人:なぜナイルから歴史を見るのか
3.エジプト中世史概説:エジプトにおけるイスラーム期の開始
4.奴隷軍人マムルークの時代:国家の構造
5.イクター制の展開①:土地制度=徴税制度としてのイクター制
6.イクター制の展開②:イクター制度と村落社会、そしてナイル
7.ナイルと環境:ナイルの性質とその特異性
8.ナイルの灌漑と村落社会①:ナイルに依拠した灌漑
9.ナイルの灌漑と村落社会②:灌漑設備の維持と管理
10.ナイルと王権・都市
11.財務術の発展:税制度とそれを支えた官僚たち
12.ナイルに依拠した農業:農書を読む
13.ナイルと民衆文化:祭り・占い・願掛け
14.ナイルの近代①:中世以降ナイルと人との関係はどのように展開するか
15.ナイルの近代②:なぜイスラーム期はブラックボックスの中に入ってしまったのか
自由記述欄
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