コード
CB76-01
授業科目
近代文学研究Ⅵ
副題
(妖怪の文化誌)
副専攻
C1
特記事項
担当者
一柳 廣孝
単位
2
期・曜時
後期 木2
対象学年
2・3・4年
学習目標
妖怪イメージの歴史的変遷をふまえ、近代以降の妖怪研究の概要を認識し、現代における妖怪文化について理解を深める。
授業概要
古代から近現代における妖怪イメージ変化の様相をたどり、井上円了、柳田国男から現代にいたる妖怪研究の流れを確認して、京極夏彦に代表される現代の文学テクストにおける妖怪像について考察する。
テキスト
特になし。
参考文献・課題図書
一柳廣孝・吉田司雄編「ナイトメア叢書3 妖怪は繁殖する」(青弓社)
小松和彦編『怪異の民俗学』全8巻(河出書房新社)
小松和彦『妖怪文化入門』(せりか書房)
小松和彦編『妖怪文化研究の最前線』(せりか書房)
小松和彦編『図解雑学 日本の妖怪』(ナツメ社)
小松和彦編『妖怪文化の基礎知識』(角川選書)ほか
受講生への要望
妖怪は奥行きの深い文化現象である。授業を通して、その多様なイメージの集積のありようが伝われば、と希望している。
評価方法
試験70%。出席点30%。授業中にレポートを課す場合があるが、その際は試験にレポート点を加算する。
授業計画
1.授業概要の説明
2.妖怪とは何か 「妖怪」と「もののけ」
3.古代から中古にいたる妖怪像
4.近世の妖怪
5.鬼のイメージ史
6.天狗のイメージ史
7.河童のイメージ史
8.近代以降の妖怪研究1 井上円了
9.近代以降の妖怪研究2 柳田国男A
10.近代以降の妖怪研究3 柳田国男B
11.近代以降の妖怪研究4 民俗学からのアプローチ
12.近代以降の妖怪研究5 宮田登
13.近代以降の妖怪研究6 小松和彦
14.妖怪と文学 京極夏彦を中心に
15.まとめ、および試験
自由記述欄
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