コード
BD30-19
授業科目
基礎課程演習 19
副題
(想像力のトレーニング)
副専攻
特記事項
担当者
水島 尚喜
単位
2
期・曜時
前期 月5
対象学年
1年
学習目標
造形及び言語活動による表現/鑑賞行為を通して、創造的想像力を養い、主体的に思考するための基本的な方法論や態度を身につける。
授業概要
大学における学習では、単に覚えた内容を再現するのではなく、常に自ら主体的に思考し、作り出すことが求められる。この演習授業では、創造的に思考するためのアプローチとして、言葉によって思考することと、視覚的なイメージ等によって思考することの共通点や類似点について、具体的な表現活動の場で共同的に考えていく。それらの過程で、基本的な調査・情報収集の方法論についても適宜触れていきたい。
テキスト
特に定めない。
参考文献・課題図書
「レポートの作り方 情報収集からプレゼンテーションまで」江下雅之 2003年 中公新書
「イメージの読み書き」慶応大学佐藤雅彦研究室 2005年 美術出版社
Yoko Ono “Instruction Paintings”(オノ・ヨーコ 頭の中でくみたてる絵) 1995年 淡交社
受講生への要望
楽しみながらの積極的な取り組みを期待します。
評価方法
課題等への取り組み状況、成果物、出席状況等を総合評価する。
授業計画
1.自己紹介:言葉で、他の媒体で
2.世界の見方と情報収集の方法:今和次郎の考現学などを事例に
3.イメージはどのようにして生じるのか:言葉の持つ一般化機能―集約的思考―と絵などの視覚的媒体等による個別化機能―拡散的思考―について
4.「絵」と「文字(言葉)」による伝言ゲーム?連想ゲーム?
5.イメージが生まれる場所:滝口修造と小野洋子
6.イメージが生まれる場所:「児童画」の世界
7.イメージが生まれる場所:岡本光平と斉藤けさ江
8.イメージが生まれる場所:絵本の世界(五味太郎、まどみちお等)
9.イメージが生まれる場所:機械の夢(テオ・ヤンセン、パナマレンコ、八谷和彦)
10.谷川俊太郎の手法:詩と絵(言葉とイメージの往還―「クレーの天使」)
11.路上観察学の手法:ナンセンスの意味(赤瀬川原平の「トマソン物件」)
12.佐藤雅彦の手法:CMと音楽、「ピタゴラスイッチ」
13.未来派の手法:オノマトピアの視覚化
14.プロジェクト:展覧会をつくる
15.まとめ
自由記述欄
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