コード
AM12-01
授業科目
キリスト教学Ⅰ-2
副題
(聖書の思想とその歴史的背景)
副専攻
特記事項
担当者
加藤 久美子
単位
4
期・曜時
通年 木3
対象学年
1(A)・2年
学習目標
・聖書(旧約と新約)にみられる基本的な人間観、世界観、神理解を学び、自分自身の人間理解を深めること。
・授業で取り上げる主要な聖書の箇所の内容を、それぞれの歴史的背景に照らして理解すること。
授業概要
前期は、旧約聖書を主要資料として、キリスト教成立の基盤となった初期ユダヤ教の思想を、後期は、新約聖書を主要資料として、イエスと初期キリスト教の思想を学ぶ。講義に加えて、毎回の授業内に履修者が書くリアクション・ペーパーを通して質疑応答と意見交換を行なう。
テキスト
聖書(旧約と新約の両方)。日本聖書協会「新共同訳」を基本とするが、「口語訳」、「新改訳」でもよい。
参考文献・課題図書
授業において紹介
受講生への要望
聖書の言葉を解釈するためには、主体的な取り組みが必要です。自分自身の考察ができるように、指示された聖書の箇所に関する予習を行って、授業に臨んでください。
評価方法
授業中に書くリアクション・ペーパーなど学期中の提出物と各学期末の記述試験による評価。
授業計画
1.宗教としてのキリスト教
2.聖書に関する基礎知識
3.聖書の物語の読み方、創世記(1)万物創造
4.創世記(2)エデンの園
5.創世記(3)戒めの侵犯
6.創世記(4)アブラハムの召命
7.創世記(5)アブラハム契約
8.モーセ五書の全体像と成立背景
9.出エジプト記(1)出エジプト
10.出エジプト記(2)シナイ契約
11.出エジプト記(3)十戒
12.出エジプト記(4)律法の特徴
13.預言書(1)預言書の成立背景、審判預言
14.預言書(2)救済預言
15.前期まとめ
16.キリスト教成立までの5段階
17.イエスの時代のユダヤ教
18.イエスの時代のユダヤ社会
19.歴史のイエスの研究方法
20.イエス伝承(1)社会批判
21.イエス伝承(2)奇跡物語
22.イエス伝承(3)律法主義批判
23.イエス伝承(4)神の国
24.イエスの刑死と受難物語
25.原始キリスト教(1)イエスの復活顕現
26.原始キリスト教(2)イエス・キリスト
27.原始キリスト教(3)パウロ、ユダヤ教からの分離
28.クリスマスについて
29.キリスト教の信仰箇条、儀礼、シンボル
30.後期まとめ
自由記述欄
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