コード
AN24-01
授業科目
キリスト教学Ⅱ-14
副題
(聖書の価値観と現代社会の諸問題)
副専攻
特記事項
担当者
三浦 望
単位
4
期・曜時
通年 月4
対象学年
3・4年
学習目標
●聖書および聖書を編纂した共同体―ユダヤ教およびそこから派生したキリスト教―の価値観を理解する。
●新約聖書を通じて、ナザレのイエスの生き方を理解する。
●上記を踏まえ、現代社会の諸問題をキリスト教的視座から検討する。
●自分の体験を織り交ぜて、生きることの意味を考え、ディス割損を通じて自分の意見を明確にしていく。
授業概要
この授業では、前期においてキリスト教の聖典である聖書(旧約聖書および新約聖書)とは何かをトピックス形式で学び、キリスト教思想を理解する。後期においては、現代社会の諸問題―例えば、グローバリゼーション、新宗教・カルト、戦争、原理主義等の問題―とキリスト教信仰の関わりについて、様々な角度から考察してみたい。
テキスト
『聖書 新共同訳』 日本聖書協会
聖書は、上記以外のものでも構わない。随時必要なプリントも配布する。
参考文献・課題図書
必要な参考文献は、講義内容に応じて指示する。
受講生への要望
授業への積極的な参加姿勢。
自分で考える態度。
評価方法
評価においては、毎回のリアクション・ペーパーの内容を重視しつつ、授業への出席状況・参加姿勢、期末レポートによって総合的に評価する。
授業計画
1.序論:宗教とは、キリスト教とはキリスト教を学ぶ意味と現代社会
2.聖書の基礎知識:第二神殿時代のユダヤ教、その中から生まれたイエス運動とキリスト教、聖典としての聖書
3.旧約聖書(ヘブライ語聖書)① 創世記(1)世界の起源
4.旧約聖書② 創世記(2)自然と人間
5.旧約聖書③ 創世記(3)悪の問題、悪の起源
6.旧約聖書④ 創世記(4)妬みと殺人、人間の暗い感情
7.●ディスカッション(1)
8.新約聖書① ナザレのイエス
9.新約聖書② 神の恵みの無償性
10.新約聖書③ 癒しと救いと
11.新約聖書④ イエスの受難と死(1)
12.新約聖書⑤ イエスの受難と死(2)
13.新約聖書⑥ 復活と信仰
14.●ディスカッション(2)
15.(調整日)
16.キリスト教信仰と現代社会 現代社会の諸相と宗教
17.①キリスト教と社会正義
18.②聖書の価値観とグローバリぜーション
19.③千年王国主義とキリスト教
20.④格差社会の諸問題とキリスト教
21.●ディスカッション(3)
22.⑤カルト宗教とキリスト教
23.⑥オウム真理教とキリスト教
24.⑦スピリチュアリティの興隆とキリスト教
25.⑧祈りと癒し 病める現代社会の中で
26.⑨いのちに関する諸問題
27.⑩共生する社会とキリスト教
28.●ディスカッション(4)
29.総括
30.(調整日)
自由記述欄
※上記スケジュールはあくまでも予定であるので、注意してください。最初の授業で、より正確なスケジュールを配布します。
Copyrights 2013 University of the Sacred Heart , Tokyo all rights reserved.
■BACK
■検索システムへ
■TOPへ