コード AS04-01
授業科目 現代社会と環境
副題 (持続可能な社会の実現)
副専攻 A3
特記事項
担当者 柳下 正治
単位 2
期・曜時 前期 木2
対象学年 1(B)・2・3・4年

学習目標
 身近な問題ではあるが、国際協調の下に解決していかなければならない環境問題について、基礎知識を体系的に習得し、環境問題への関心を深めてもらうとともに、解決に向けてのキーワードが「持続可能な発展」という概念であることを学びます。
授業概要
 人間社会が、その解決を目指して挑戦していかなければならない環境問題について、基礎知識を学びます。授業は、環境問題が生じるメカニズムをまず学習し、次いでその問題解決についての基礎的な理解力をつけていただきます。講義は、日本の公害問題から、地球環境問題への対応までを歴史的に辿るという流れにそって進めます。また、適宜、環境問題・環境政策課題の具体的事例として気候変動問題、循環型社会、化学物質問題、水環境問題等を取り上げます。
テキスト
 
参考文献・課題図書
 
受講生への要望
 
評価方法
 レポート提出とする。授業の出席状況も加味する。
授業計画
1.オリエンテーション:カリキュラム説明
(1) 環境とは、環境問題とは、環境問題を解決するとは
(2) ストラスブール市の事例研究…持続可能な都市づくりの事例から、人間社会と環境との関わりの深さ広がりを実感してもらう。
2.環境問題の系統的な理解1
(1)日本の環境問題の系譜(年表を用いて)
(2)激甚公害、四大公害、四日市公害の事例研究
(3)環境対策の基礎固め
3.事例研究1
激甚公害問題に直面(ビデオ鑑賞)と討論
4.環境問題の系統的な理解2
(1)公害対策の徹底(規制、技術、投資等)とその経済影響
(2)環境アセスメント
(3)時代の変化と環境政策の新展開(公害から環境へ)
5.環境問題の系統的な理解3
(1)地球環境問題とは
(2)「持続可能な開発(発展)」の考え方の登場
6.事例研究2
(1)地球サミット
(2)「リオ宣言」の講読(英文講読)
7.環境問題の系統的な理解4
持続可能な発展と日本の役割
8.環境問題の系統的な理解5
 環境基本法、環境基本計画
 現在、日本社会が直面している主要な環境政策課題
9.講義の振り返り
10.事例研究3
地球温暖化問題①(基礎知識と国際的な政策づくり;条約、京都議定書等)
11.事例研究4
地球温暖化問題②(地球温暖化対策)
12.事例研究5
循環型社会、ごみ問題を考える(名古屋市の事例等)
13.事例研究6
水環境を考える
危機に瀕する水環境
名水百選
14.事例研究7
エネルギー問題を考える
15.総括:講義の振り返り
自由記述欄
 約半分の講義においてパワーポイントの使用。第3回目の講義ではビデオの活用。

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