コード
YB23-01
授業科目
発達心理学特殊研究Ⅱ
副題
(ジェンダー研究)
副専攻
特記事項
担当者
内藤 和美
単位
2
期・曜時
前期 火3
対象学年
院生のみ
学習目標
戦後日本社会のジェンダー構造とそれが生み出してきた諸現象と、ジェンダー構造を変革して目指されている社会像とそこに向かう方途等について、各人の研究に活かすに足る詳細な知識を獲得する
授業概要
ジェンダー研究は、社会に、構造的な、性別による分け隔てや偏りとそれによる差別が存在すると認識し、それらを撤廃して性別について公正な社会を実現することをめざす立場から、性差別の存在のしかたや再生産のメカニズムを明らかにし、撤廃・変革の方途を見出そうとする学問である。本科目では、戦後日本社会のジェンダー構造とそれが生み出してきた諸現象と、ジェンダー構造を変革して目指されている社会像とそこに向かう方途等について、各人の研究課題と関連づけて見識を深める
テキスト
使用しない。プリントによる
参考文献・課題図書
単行本として出版された、女性学・ジェンダー研究の学位論文として以下を挙げる。他は、授業の中で紹介する
舩橋惠子:育児のジェンダーポリティクス.勁草書房,2006
西倉未季:顔にアザのある女性たち.生活書院,2009
徐 阿貴:在日朝鮮人女性による「下位の対抗的な公共圏」の形成―大阪の夜間中学を核とした運動.御茶ノ水書房,2012
受講生への要望
ジェンダー研究の課題認識、視点、方法を各自の研究に活かされることを期待します
評価方法
授業への取り組みの積極性を通じた学習到達目標の到達度の評価による
授業計画
1.戦後日本社会のジェンダー構造1:製造装置次元の問題と生産物次元の問題
2.戦後日本社会のジェンダー構造2:社会的労働と私生活労働の性別分業
3.戦後日本社会のジェンダー構造3:社会的労働内部の性別分業、2つの分業の再生産関係
4.戦後日本社会のジェンダー構造4:女性問題−女性に対する暴力を中心に(1)
5.戦後日本社会のジェンダー構造4:女性問題−女性に対する暴力を中心に(2)
6.女性に対する暴力に関連して−児童虐待(1)
7.女性に対する暴力に関連して−児童虐待(2)
8.戦後日本社会のジェンダー構造の歴史的土壌
9.ケアとジェンダー(1)
10.ケアとジェンダー(2)
11.性別について公正な社会の姿
12.性別について公正な社会の形成
13.ジェンダー研究の博士論文の紹介(1)
14.ジェンダー研究の博士論文の紹介(2)
15.まとめ
自由記述欄
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