コード YA21-01
授業科目 認知心理学特殊研究Ⅰ
副題 (冤罪事件を通して目撃証言査定能力を養う)
副専攻
特記事項
担当者 高橋 雅延
単位 2
期・曜時 前期 月1
対象学年 院生のみ

学習目標
 裁判員制度の開始にともない、目撃証言を正しく査定することが多くの者に求められるようになってきている。この授業では、実際の冤罪事件について取り上げることで、目撃証言研究の基礎的な理解を深めながら、正しい目撃証言査定能力を養う。
授業概要
 教員の懇切丁寧なガイダンスのもと、毎回、目撃証言に関連した映像、内外の実際の冤罪事件等の映像を材料に徹底した討論を行う。なお、必要に応じて、目撃証言の研究にたずさわる外部講師を招いて生の情報に触れることも計画している。
テキスト
 なし。
参考文献・課題図書
 菊野春雄 (2000). 嘘をつく記憶 講談社/高木光太郎 (2006). 証言の心理学 中央公論新社/浜田寿美男 (2001). 自白の心理学 岩波書店/授業内で適宜紹介する。
受講生への要望
 発表の準備等の負担はまったく不要なことに加え、心理学の知識がなくても理解できるように、授業内で平易な参考図書を多数紹介するので、目撃証言や裁判員制度に関心のある院生なら誰でも歓迎する。
評価方法
 質疑応答・討論とコメント(論理性、明確性などを評価)100%
授業計画
1.オリエンテーション
2.アメリカのイノセンスプロジェクト
3.DNA鑑定
4.デューク大学集団レイプ事件
5.鹿児島選挙違反事件
6.布川事件
7.痴漢冤罪事件
8.仁保事件
9.足利事件
10.免田事件
11.飯塚事件
12.富山事件
13.名張毒ブドウ酒殺人事件
14.袴田事件
15.授業のまとめ
自由記述欄
 

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