コード
TJ28-01
授業科目
キリスト教学特論Ⅶ-2
副題
(共観福音書研究)
副専攻
特記事項
担当者
上村 静
単位
2
期・曜時
後期 月2
対象学年
学部3・4年生も可
学習目標
共観福音書の成り立ちと内容について学び、聖書学方法論を習得する。福音書著者それぞれの思想・神学を識別し、編集と伝承を分別し、それらを分析することで、聖書に含まれる思想の多様性を理解することで、現代において聖書を読む意義を考察する。
授業概要
福音書はその著者がさまざまな伝承を編集した編纂物である。同じ言葉、同じ物語であっても、それを伝えたかつての人と福音書著者の受け取り方は同じとは限らない。さらに、福音書は複数ある。似たようなお話なはずなのに複数書かれたということは、著者それぞれの伝えたいことが異なるということである。キリスト教信仰は多様なのである。本講義では、共観福音書の成り立ち、伝承の種類、福音書著者それぞれの特徴を解説する。
テキスト
聖書各種
参考文献・課題図書
初回授業時に指示する。
受講生への要望
授業ごとに聖書および参考文献の指定された箇所をあらかじめ読んでくること。
評価方法
出席とレポート結果によって評価する。
授業計画
1.聖書とはなにか
2.キリスト教信仰の成立
3.教会の発展
4.福音書の成り立ちと聖書学方法論
5.伝承の発展
6.Q資料
7.マルコ福音書1
8.マルコ福音書2
9.マタイ福音書1
10.マタイ福音書2
11.ルカ福音書1
12.ルカ福音書2
13.使徒言行録1
14.使徒言行録2
15.まとめ
自由記述欄
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