コード JH52-01
授業科目 教育学演習2-2
副題 (能動的市民性を育む学び)
副専攻 J1
特記事項
担当者 澤野 由紀子
単位 2
期・曜時 前期 火2
対象学年 3年

学習目標
 世界の「能動的市民性(active citizenship)」に関する知識を深めるとともに、参加型学習の手法ならびにフィールドワーク、インタビュー等の質的調査の技法を学び、自ら設定した課題に取組む。
授業概要
 21世紀は「市民の時代」といわれ、NPO活動、ボランティア活動などの市民活動に取り組む人が増えている。また、市民や団体が連帯した様々なネットワークが形成され、市民と行政との協働も盛んになりつつある。こうした参加する市民の素養としての「能動的市民性(active citizenship)」はどのようにして育むことができるのか、国内外の具体的実践事例にもとづき検討する。
テキスト
 嶺井明子編著『世界のシティズンシップ教育-グローバル時代の国民/市民形成』東信堂
参考文献・課題図書
 ロバート・D・パットナム『孤独なボウリング』柏書房
 S.B.メリアム『質的調査法入門-教育における調査法とケーススタディ』ミネルヴァ書房
 その他授業時に紹介する。
受講生への要望
 毎週の課題文献を事前に読み、討議に積極的に参加すること。
評価方法
 文献講読およびフィールド調査にもとづく発表、討議への参加度、最終レポートにより総合的に評価する。
授業計画
1.オリエンテーション
2.講義:今求められる「能動的市民性(active citizenship」と「社会的資本(social capital)」としての市民の信頼とつながり(ネットワーク、NPO等)
3.世界のシティズンシップ教育(1)日本
4.世界のシティズンシップ教育(2)アジア
5.世界のシティズンシップ教育(3)北米・オセアニア
6.世界のシティズンシップ教育(4)旧ソ連諸国
7.世界のシティズンシップ教育(5)ヨーロッパ
8.世界のシティズンシップ教育(6)国際機関の取り組み
9.市民性を育む学びのケース・スタディー:質的調査の技法
10.市民主体の学びの実践事例調査報告(1)
11.市民主体の学びの実践事例調査報告(2)
12.市民主体の学びの実践事例調査報告(3)
13.市民主体の学びの実践事例調査報告(4)
14.市民主体の学びの実践事例調査報告(5)
15.まとめのワークショップ
自由記述欄
 受講者の人数や関心によって授業計画を変える場合があります。

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