2012 syllabus

コード	JB28-01
授業科目	教育学特講８
副題	（新学習指導要領と総合的な学習の時間の意義と実際）
副専攻	J1
特記事項

担当者	村川　雅弘
単位	2
期・曜時	前期　集中
対象学年	2・3・4年

学習目標

　本授業科目では，新学習指導要領の特徴及び「総合的な学習の時間」創設の経緯や趣旨，カリキュラム開発および授業づくり，教科等との関連，子ども理解と支援，新しい評価の考え方とポートフォリオ評価，主体的・協同的な学びを支える学習環境，地域素材および教材に関する研究，家庭や地域との連携のあり方などについて理解する。

授業概要

　国内の小学校及び中学校，高等学校における国内の優れた事例の分析・検討を通して，単元開発及び授業づくりの手立てについて実践的に学ぶ。後半は事例分析や解説を通して学んだことを協同的に整理・構造化し，生きて働く実践的知識とする。

テキスト

　村川雅弘・野口徹編著『教科と総合の関連で真の学力を育む』ぎょうせい，2008

参考文献・課題図書

　文部科学省『総合的学習指導要領解説書総合的な学習の時間編』2008
　文部科学省『中学校学習指導要領解説書　総合的な学習の時間編』2008
　村川雅弘・酒井達哉編著『総合的な学習　充実化戦略のすべて』日本文教出版，2006

受講生への要望

　総合的な学習の時間は受講生にとって馴染みの薄いものである。また，自ら作り出すことが強く求められる教育活動である。できる限り具体的な事例を取り上げ，それをもとに，ともに考え協議することを重視するので，出席および授業中での思考・協議・発言は重要である。

評価方法

　授業の出席状況および授業中の簡単な課題レポート，テストの提出状況・記述状況から総合的に評価する。

授業計画

１．学習指導要領の変遷と新学習指導要領の特徴
２．「総合的な学習の時間」創設の趣旨と経緯
３．豊かな学びを引き出す教師の指導・支援（１）－課題発見・課題設定－
４．豊かな学びを引き出す教師の指導・支援（２）－追求・まとめ－
５．豊かな学びを引き出す教師の指導・支援（３）－発信・表現－
６．新しい評価の考え方とポートフォリオ評価
７．年間指導計画の作成と教科等との関連
８．地域素材の発掘と教材化
９．主体的・協同的な学びを支える学習環境
10．家庭・地域との連携のあり方
11．総合的な学習の授業づくりの手立ての整理（１）
12．総合的な学習の授業づくりの手立ての整理（２）
13．総合的な学習の授業づくりの手立ての整理（３）
14．総合的な学習のカリキュラムマネジメント（１）－モデルを通して授業を見る－
15．総合的な学習のカリキュラムマネジメント（２）－モデルを通して授業づくりを進めるために

自由記述欄

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