コード
HF12-01
授業科目
美学・芸術学特講Ⅲ
副題
(西洋の音楽美学の歴史(Ⅰ))
副専攻
H1
特記事項
担当者
大愛 崇晴
単位
2
期・曜時
前期 水4
対象学年
2・3・4年
学習目標
ヨーロッパにおいて音楽がどのように理解されてきたのかを歴史的な視点から振り返ることによって、音楽に対する私たちの理解を見つめ直す。
授業概要
講義形式で行う。古代ギリシャからルネサンス時代(16世紀)までの西洋の音楽観を、各時代の理論家や哲学者たちが音楽について書き残したものの内容を検討することによって概観する。音楽以外の美学・芸術論に関わるトピックも適宜取り上げる。
テキスト
なし。
参考文献・課題図書
国安洋『音楽美学入門』、春秋社、1981年。
ジェイミー・ジェイムズ『天球の音楽』、白揚社、1998年。
中村雄二郎『精神のフーガ』、小学館、2000年。
根岸一美・三浦信一郎(編)『音楽学を学ぶ人のために』、世界思想社、2004年(第Ⅰ部「人々は音楽をどのように理解してきたか」)。
受講生への要望
・西洋音楽史についての基礎的な知識を習得していることが望ましい。
・内容的に連続しているため、美学・芸術学特講Ⅳ(後期)を続けて受講することが望ましい。
評価方法
出席状況と期末試験
授業計画
1.導入
2.ピュタゴラス派の世界観と音楽観
3.プラトンの音楽観と芸術観
4.アリストテレスの音楽観と芸術観
5.古代後期の音楽論
6.アウグスティヌスの音楽論と芸術論①
7.アウグスティヌスの音楽論と芸術論②
8.中世の音楽観①
9.中世の音楽観②
10.初期近代の音楽論と宇宙論①(ザルリーノ)
11.初期近代の音楽論と宇宙論②(ケプラー)
12.ルネサンス人文主義とオペラの誕生①
13.ルネサンス人文主義とオペラの誕生②
14.まとめ
15.期末試験
自由記述欄
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