コード
EH31-02
授業科目
データ分析の基礎 B
副題
副専攻
特記事項
担当者
酒井 計史
単位
2
期・曜時
後期 火4
対象学年
3・4年
学習目標
社会調査データや統計データに基づいた資料を理解するために必要な知識を身につける。あわせて、各種データを実際に扱いながら、基本的なデータの分析手法を習得する。
授業概要
社会調査データや官庁統計及び質的データに基づいた資料の読み方とデータの基本的な分析方法・まとめ方を習得することを目指す。具体的には、エクセルやSPSS(PASW Statistics)などのパソコンソフトを用いて、データの整理の方法、度数分布・代表値などの記述統計、クロス集計およびグラフの読み方を身につける。また、基本的な集計やグラフ作成のしかた、データのまとめ方も身につける。相関係数など基礎的統計概念、因果関係と相関関係の区別、生態学的誤謬、擬似相関の概念なども学ぶ。復習を兼ねたA4用紙1枚程度の課題を課すので、毎回それに取り組み、期日まで提出してもらう。授業は毎回、講義の後にPCを使用した演習を行う予定である。
テキスト
特になし(別途プリントを配布)。
参考文献・課題図書
必要に応じて指示・紹介する。
受講生への要望
毎回のA4用紙1枚程度の課題(SQ)に取り組み、期限まで提出すること。PC台数に限りがあるため、受講者が多い場合にはグループで操作を学んでもらう。積極的に学ぶことが求められる。欠席した場合は、次回の講義までに、前回までの講義内容を自ら学び理解しておくこと。資格認定のための科目となっているため、一定水準の成績到達が単位認定の必須条件となるので、留意されたい。
評価方法
出席は前提として毎回の課題(約35%)と期末試験(約65%)
授業計画
1.イントロダクション、質的データと量的データ
2.質的データの整理、集計済み統計資料の整理
3.集計済み統計資料の加工、図表表現
4.質問紙調査データの入力と整理、変数の測定水準
5.度数分布、ヒストグラム、クロス集計の読み方と図表表現
6.代表値(平均値・最頻値・中央値)や分散・不偏分散、標準偏差の求め方
7.相関関係と因果関係の違い、独立変数と従属変数
8.仮説と因果モデル、生態学的誤謬と疑似相関
9.クロス表による2変数の集計の仕方と読み方
10.クロス表による因果関係の検討
11.クロス表によるエラボレーション、疑似相関
12.統計的検定の基本的な考え方
13.クロス表における期待度数と観測度数、カイ2乗値、カイ2乗検定
14.散布図の作成、散布図と相関関係、共分散と相関係数の求め方
15.まとめ
自由記述欄
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