コード EK39-01
授業科目 日本の宗教4
副題
副専攻 A1・E1
特記事項
担当者 鎌田 東二
単位 2
期・曜時 前期 集中
対象学年 2・3・4年

学習目標
 日本の宗教文化を「聖地」という観点から捉え、新しい見方から見直す。
授業概要
 パワースポットブームの背景にある奥深い宗教文化が聖地である。その聖地の本質・構造・歴史・類型・諸相を考える。
テキスト
 鎌田東二編『日本の聖地文化』創元社、2012年
参考文献・課題図書
 鎌田東二『聖地感覚』角川学芸出版、2008年
 鎌田東二『神と仏の出逢う国』角川腺書、2009年
受講生への要望
 身近に宗教文化を見直し、捉え直してほしい。
評価方法
 出席とレポート
授業計画
1.異様なるパワースポットブーム―その始まりと諸相
2.パワースポットブームの背景にあるもの
3.「聖地」あるいは「聖地文化」とは何か?
4.縄文人は、何に、おしてどこに、「聖地」を感じたか?
5.「日本聖地」としての「森(鎮守の社)」あるいは「神社」
6.神社(お宮)と寺院(お寺)の違い、あるいは神道と仏教の違い
7.「三輪山」「富士山」という神体山(神奈備山)
8.神仏習合の聖地としての「比叡山」と「高野山」
9.延喜式内社と日本各地の古社
10.巡礼の始まり―蟻の熊野詣、西国三十三ヶ所、四国八十八ヶ所、おかげまいり
11.巡礼の諸相―熊野詣とカトリックの聖地・サンチャゴ巡礼の比較宗教学
12.「聖地」で何をするか? 何が起こるか?
13.祈り、祭り、儀礼、修行、身心変容
14.風水思想から見た平安京・京都の聖地と江戸・東京の聖地
15.現代聖地論―宮崎アニメ『となりのトトロ』から『千と千尋の神隠し』まで
自由記述欄

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