コード
DF72-01
授業科目
アメリカ史
副題
(アメリカ・ジェンダー史研究)
副専攻
A2・D3
特記事項
担当者
鈴木 周太郎
単位
4
期・曜時
通年 火2
対象学年
1(B)・2・3・4年
学習目標
アメリカ史についての基本的な理解を深めたうえで、より専門的な歴史研究をするための理解力や技術を身につけることを目的とする。特にこの授業ではジェンダーの視角から歴史を捉えるというジェンダー史研究について学びつつ、自らの問題関心に応用できるようになることを目標とする。
授業概要
植民地期から現代にいたるまでのアメリカ合衆国の歴史をジェンダーの視角から概観する。家庭と女性、女子教育、参政権運動、社会改革運動、戦争と女性、女性性・男性性の構築といったテーマについて、歴史の大きな流れと関連づけつつ検討する。
テキスト
適宜プリントを配布します。
参考文献・課題図書
有賀夏紀、小檜山ルイ編『アメリカ・ジェンダー史研究入門』(青木書店、2010年)。
受講生への要望
学生の皆さんにアメリカ史に対する関心を持ち続けてもらうために、皆さんからのアクションを重視します。定期的に授業の最後にレスポンス・ペーパーを書いて提出してもらいます。
評価方法
中間・期末試験と平常点で評価します。
授業計画
1.「アメリカ」とはなにか
2.ジェンダー史とはなにか
3.植民地期Ⅰ:先住アメリカ人とヨーロッパ人との出会い
4.植民地期Ⅱ:北米イギリス植民地の誕生
5.独立戦争から建国へⅠ:独立への道
6.独立戦争から建国へⅡ:アメリカ建国の諸側面
7.独立戦争から建国へⅢ:「共和国の母」イデオロギー
8.19世紀前半Ⅰ:市民社会のなかの女性
9.19世紀前半Ⅱ:南部社会の奴隷制
10.19世紀半ばⅠ:セネカ・フォールズ女性権利大会
11.19世紀半ばⅡ:ストウ夫人の『アンクル・トムズ・ケビン』
12.南北戦争と再建Ⅰ:南北それぞれの戦争
13.南北戦争と再建Ⅱ:奴隷解放と南部再建政策
14.南北戦争と再建Ⅲ:婦人参政権の展開
15.前半のまとめ:共和国の確立と南北対立
16.19世紀後半Ⅰ:産業化と都市化
17.19世紀後半Ⅱ:アメリカ帝国主義
18.革新主義の時代Ⅰ:改革運動の展開
19.革新主義の時代Ⅱ:第一次世界大戦と婦人参政権の獲得
20.20世紀前半Ⅰ:大衆消費社会
21.20世紀前半Ⅱ:大恐慌とニューディール
22.20世紀半ばⅠ:第二次世界大戦と社会変動
23.20世紀半ばⅡ:「民主主義」の行き着く先
24.20世紀半ばⅢ:「理想の家庭」の誕生
25.20世紀後半Ⅰ:キング牧師と公民権運動
26.20世紀後半Ⅱ:女性運動とERA
27.現代のアメリカⅠ:現代のフェミニズム
28.現代のアメリカⅡ:人種・ジェンダー・階級
29.現代のアメリカⅢ:今日のアメリカが抱える問題
30.後期のまとめ:ジェンダー史研究の可能性
自由記述欄
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