コード
DF42-01
授業科目
ヨーロッパ近代史Ⅱ
副題
(スペイン・フランス「バスク」の歴史)
副専攻
A1・D3
特記事項
担当者
渡部 哲郎
単位
4
期・曜時
通年 金3
対象学年
2・3・4年
学習目標
ヨーロッパ連合(EU)を構成する国・地域の歴史を学ぶ。
授業概要
ヨーロッパの多様性と共通性を学び、ヨーロッパ連合の現状を理解する。「地域」の歴史の重要性について「国家」の歴史からは把握できない側面を紹介しながら検討する。
テキスト
『バスクとバスク人』(平凡社新書)と配布プリント
参考文献・課題図書
『スペイン・ポルトガルを知る事典』(平凡社)
受講生への要望
ノートをしっかりとること。
評価方法
テーマに関するレポートおよび筆記試験を課す。
授業計画
1.EUの現状
2.近代国民国家とナショナリズム
3.スペインとはなにか
4.バスクの地域性(1)
5.バスクの地域性(2)
6.スペインとバスク(1)
7.スペインとバスク(2)
8.スペインの栄光と没落(1)
9.スペインの栄光と没落(2)
10.バスク・モデルの世界展開(1)
11.バスク・モデルの世界展開(2)
12.反ナポレオン独立戦争と近代の到来(1)
13.反ナポレオン独立戦争と近代の到来(2)
14.カルリスタ戦争
15.まとめ(前期)
16.バスク民族運動の開始(1)
17.バスク民族運動の開始(2)
18.産業革命:バスクの経済的優位
19.カルリスタ第二世代とバスク語(1)
20.カルリスタ第二世代とバスク語(2)
21.バスク近現代史
22.1898年の危機
23.王政復古体制の崩壊
24.現代史の開幕:第一次世界大戦
25.第二共和国:民主主義の到来
26.スペイン内戦とバスク政府
27.フランコ時代と民主化
28.EUと地域
29.都市再生
30.まとめ(後期)
自由記述欄
本講義は、「国家」という枠を意識しなかった時代、その枠との戦い、そして「地方」「住民」自治が進行する現状までの歩みを概観して検証する。
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