コード DB31-01
授業科目 日本古代史Ⅰ
副題 (平安前期の対外関係と文化)
副専攻 D1
特記事項
担当者 佐々木 恵介
単位 4
期・曜時 通年 水3
対象学年 1(B)・2・3・4年

学習目標
 日本古代史のなかで平安時代前期(9世紀)をどのように位置づけるかについて、対外関係と文化という側面から検討し、この時代に対する理解を深める。
授業概要
 前期は、9世紀の東アジアの国際環境を理解したうえで、律令制下の外交方針の変化と新たな動きについてみていく。後期は、一般に「唐風文化」という言葉で表現されている9世紀の文化の実態を、宗教・学芸などの分野から再検討していく。
テキスト
 とくになし。
参考文献・課題図書
 笹山晴生『平安の朝廷』(吉川弘文館)・坂上康俊『日本の歴史05律令国家の転換と「日本」』(講談社)。その他の参考文献・史料はその都度プリントで配布する。
受講生への要望
 史実の羅列ではなく、時代の特徴に力点を置いて話すので、基本的知識が不足していると感じている者は、上記の参考文献等で補っておいてほしい。
評価方法
 前期・後期の試験期間中に文章で解答する試験を行う。
授業計画
1.年間計画の提示、律令制下の外交方針①
2.律令制下の外交方針②
3.9世紀東アジアの国際環境①
4.9世紀東アジアの国際環境②
5.国家間交渉の推移①-遣唐使の派遣と停止(その1)-
6.国家間交渉の推移②-遣唐使の派遣と停止(その2)-
7.国家間交渉の推移③-新羅との国交断絶-
8.国家間交渉の推移④-対渤海交渉の隆盛(その1)-
9.国家間交渉の推移⑤-対渤海交渉の隆盛(その2)-
10.非国家間交渉の推移①-交易と海賊-
11.非国家間交渉の推移②-僧侶の活動-
12.非国家間交渉の推移③-漂着民の処遇-
13.9世紀の外交方針
14.10世紀以後の対外関係
15.前期の総括
16.前期の回顧
17.「唐風文化から国風文化へ」という理解の問題点①
18.「唐風文化から国風文化へ」という理解の問題点②
19.紀伝道と漢文学の隆盛①
20.紀伝道と漢文学の隆盛②
21.9世紀の学問と文芸①
22.9世紀の学問と文芸②
23.天台宗と真言宗①
24.天台宗と真言宗②
25.密教と貴族①
26.密教と貴族②
27.神仏習合と御霊信仰①
28.神仏習合と御霊信仰②
29.平安前期の文化の特質①
30.平安前期の文化の特質②
自由記述欄

Copyrights 2012 University of the Sacred Heart , Tokyo all rights reserved.

■BACK ■検索システムへ ■TOPへ