コード
CD55-01
授業科目
日本語学研究Ⅱ
副題
(土佐日記の日本語学的研究)
副専攻
C1
特記事項
担当者
柳原 恵津子
単位
2
期・曜時
前期 火4
対象学年
1(B)・2・3・4年
学習目標
古典文学作品を精読しながら、そこで使用されている言葉の意味や用法について、日本語学的に、根拠に基づいて分析していくための知識や方法を学ぶ。
授業概要
ことばの意味や用法を知りたければ、そのことばが使われている例を集めて、どのように使われてきたかを検討すればよい。本講義では『土佐日記』を読みながら、ひとつひとつの語を日本語学的に検討していく方法を概説する。文字・語彙・文法などについて、実際の使われ方を眺め、体感しながら、納得のいく解釈・現代語訳を考えていく。古文の苦手な人の聴講も(むしろ)歓迎します。
テキスト
三谷榮一訳注『土佐日記 付現代語訳』(角川ソフィア文庫、420円)
参考文献・課題図書
適宜プリントを配布する。
受講生への要望
古典に対する事前の知識よりむしろ、目の前の文を何とか読み解こうとする心意気をもって聴講してください。
評価方法
平常点(出席・授業内の小課題)と試験によって評価する。
授業計画
1.ことばを日本語学的に分析していくということ
2.諸本を見比べる
3.先行研究の紹介①・男性日記(漢文)の影響
4.先行研究の紹介②・日付をどう読むか?
5.概説・仮名の成立について
6.仮名で書く言葉、漢字で書く言葉
7.「ん」という字をどう読むか
8.係り結びについて調べてみる①
9.係り結びについて調べてみる②
10.助動詞の用法について調べてみる①
11.助動詞の用法について調べてみる②
12.概説・『土佐日記』前後の言語生活について
13.言葉の意味を説明してみる①
14.言葉の意味を説明してみる②
15.まとめ
自由記述欄
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