コード
CC43-01
授業科目
近代文学演習Ⅲ
副題
(近現代詩を読む)
副専攻
C1
特記事項
担当者
内海 紀子
単位
4
期・曜時
通年 火3
対象学年
2・3・4年
学習目標
詩は言葉による実験です。そこではさまざまな言葉が、さまざまに「おいしい」あり方をしています。この授業ではゼミ形式の研究発表と議論により、詩のことばの魅力について考察を深めます。
詩をいかに「読む」か、テクストの魅力にどう迫るか等、研究の切り口は十人十色であっていいと思います。授業を通して各々のアプローチを発見してください。
授業概要
前期:講義とディスカッション
詩とは何か、詩を「読む」とはどういうことか?について考えます。各回のテーマは授業計画参照。
後期:ゼミ発表
研究対象を選び、年譜・代表作・先行研究など基礎事項を押さえた上で、各自の問題意識により研究発表してもらいます。さらにディスカッションを通して、新たな問題点を浮き上がらせましょう。
研究対象の選定は基本的に自由。参加者の興味・関心に委ねます。
テキスト
研究対象として取り上げるもの。各自選定し、事前に参加者に周知します。
参考文献・課題図書
発表の都度、言及された参考文献を積極的に読んでいきましょう。
受講生への要望
テクストの細部にこだわる執拗さと、詩群の傾向を大まかにとらえ斬新な視点を打ち出すダイナミックさと。授業で大事にしたいのは、研究対象への自在なパースペクティヴです。議論も時には熱く時にはクールに。楽しんで「批評」に参加して下さい。
なお、この科目の受講希望者は、事前に研究室で所定の手続きを済ませること。
評価方法
*授業への積極的な参加。質問も議論も大歓迎です。
*研究発表(後期1回)への取り組み
*学年末レポート(発表成果をまとめる)
-----以上を総合的に評価します。
授業計画
1.オリエンテーション
2.与謝野晶子―女性詩のうたいはじめ
3.高村光太郎―『智恵子抄』の周辺
4.萩原朔太郎―詩画集としての『月に吠える』
5.大手拓次―コピーライターが詩を書く
6.宮沢賢治―童話と詩と
7.戦争と女性詩
8.竹内浩三―ああ 戦死やあはれ
9.竹内てるよ―母性神話と女性詩
10.言葉の粒立ちにふれる(1)翻訳詩の世界
11.言葉の粒立ちにふれる(2)揺らぐ時代の中で
12.谷川俊太郎―日本語のカタログ
13.永瀬清子―『あけがたにくる人よ』を読む
14.井坂洋子―ことばの身体性
15.ポップスとジェンダー
16.ゼミ発表(1)
17.ゼミ発表(2)
18.ゼミ発表(3)
19.ゼミ発表(4)
20.ゼミ発表(5)
21.ゼミ発表(6)
22.ゼミ発表(7)
23.ゼミ発表(8)
24.ゼミ発表(9)
25.ゼミ発表(10)
26.ゼミ発表(11)
27.ゼミ発表(12)
28.ゼミ発表(13)
29.ゼミ発表(14)
30.ゼミ発表(15)
自由記述欄
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