コード
CB71-01
授業科目
近代文学研究Ⅰ
副題
(私たちの時代の森鷗外)
副専攻
A2・C1
特記事項
担当者
大塚 美保
単位
2
期・曜時
後期 水3
対象学年
2・3・4年
学習目標
今年は森鷗外の生誕150周年にあたる。鷗外とその作品について知るとともに、それらが現代社会とどう結びついているのか考える。もって文学および文学研究に関する知識・視野を広げ、卒業論文等の基礎としたい。
授業概要
高校の定番教材『舞姫』、マスコミを賑わす「エリスの正体さがし」など、現代社会における鷗外(鷗外作品)の消費のされ方を考える。また、ジェンダー・パフォーマンス劇としての『女がた』など、有名ではないが興味深い鷗外作品を、現代的視点で読みなおす。講義形式。一部にワークショップあり。
テキスト
森鷗外『山椒大夫・高瀬舟』(新潮文庫)
その他はプリントを配布する。
参考文献・課題図書
授業の中で紹介する。
受講生への要望
中学・高等学校の国語教員志望者をとくに歓迎する。
評価方法
期末レポート、出席、平常点(授業内提出物など)による。
授業計画
1.ガイダンス・導入講義
2.導入講義:森鷗外の生涯と作品
3.『舞姫』:いつ、どのようにして定番教材になったか?
4.『舞姫』:主題は「近代的自我の目覚めと挫折」なのか?
5.「エリーゼの正体さがし」:どこまでわかったか?
6.「エリーゼの正体さがし」:人気の秘密は?功罪は?
7.『普請中』:「偉大な鷗外」の縛りを解くと?
8.『普請中』:スピーチアクトの視点で読み直すと?
9. 《ワークショップ》『普請中』を演じてみよう
10.『女がた』:とても意外なその内容とは?
11.『女がた』:ジェンダーパフォーマンスの視点で読み直すと?
12.『女がた』:オペラ『ばらの騎士』とどんな関係が?
13. 《ワークショップ》『女がた』を演じてみよう
14.補説:鷗外作品を原作とする映像作品の鑑賞
15.総括:半期のまとめ
自由記述欄
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