コード ZA18-01
授業科目 社会文化学特論Ⅷ
副題 (日本が多民族、多文化、多言語となる日を考える)
副専攻
特記事項
担当者 所澤 潤
単位 4
期・曜時 通年 月2
対象学年 院生のみ

学習目標
 日本社会の多エスニシティ化にアカデミックな観点から敏感になること。
授業概要
 多エスニシティ化に向かう社会の実態を、教育・人間関係などから探る(歴史的視点を含む)。
テキスト
 適宜、プリントを配布する。
参考文献・課題図書
 中島和子『バイリンガル教育の方法』(アルク)、林初梅『「郷土」としての台湾』(東信堂)、孤蓬万里『台湾万葉集』(集英社)。
受講生への要望
 対話型で授業を進めたいと考えている。
評価方法
 自分の考えを授業中にきちんと述べられることがよい評価につながる。
授業計画
1.NHK「虹色定期便」のドラマを見て、文化摩擦の複雑さを考える。
2.群馬県内の外国籍児童生徒の教育の概況の紹介。大泉町の例。外国人児童生徒の教育が持つ特異性について考える。
3.シンポジウム「日本語を教える―国際化する義務教育の現場」のビデオ記録を用いながら、県内の外国人児童生徒の教育の具体的様子を紹介する。
4.生活習慣の違いから発生しうる諸問題 ゴミの問題
5.国際理解教育と多文化共生教育の授業例。
6.差別、偏見はどのように生まれるか、を考える。
7.太田市立宝泉東小学校の実践「ポルトガル語で学級づくり」の持つ意味を考える。
8.太田市立休泊中学校の、ブラジル人学校ピタゴラスとの交流実践を検討する。
9.就学の義務と権利の問題 法的な問題
10.就学の義務と権利の問題 自治体の対処
11.日本語教育と国語教育(1)
12.日本語教育と国語教育(2)
13.言語の習得とは。
14.受講者の提起した話題
15.前期のまとめ
16.テレビ映画「快傑ハリマオ」の世界
17.テレビ映画「快傑ハリマオ」の世界の多文化状況
18.インドネシアの対オランダ独立戦争
19.インドネシアの番組「日記」
20.台湾の領有と日本の異文化体験
21.台湾万葉集の世界
22.アジアの日本語
23.バイリンガルの育成とイマージョン教育
24.バイリンガルを目指す親の選択
25.多文化社会台湾の郷土教育
26.多文化社会台湾の郷土言語と歴史教育
27.NHKドキュメンタリー「言語の世紀末」、バイリンガル教育法、黒人英語の世界
28.NHKドキュメンタリー「言語の世紀末」、スパングリッシュの世界
29.受講者の提起した話題
30.年間のまとめ
自由記述欄

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