コード MA13-01
系列 系列:I. English Studies
授業科目 英語史
副題 (比較言語学的視点により英語を相対化する。)
副専攻
担当者 中村 幸一
単位 4
期・曜時 通年 金2
対象学年 2・3・4年
特記事項

学習目標
 ドイツ語などのゲルマン語との関係、さらには、他の印欧語との関係が明らかになり、インド・ヨーロッパ語族への知識が増え、
 英語が、大きなグループの一言語に過ぎないという知見と実感を得てもらうのが目標です。
授業概要
 英文テクストの大意を把握しながら、適宜説明を加えつつ、印欧祖語からゲルマン祖語、古英語を経て、初期近代英語に至る英語の歴史を概観します。
テキスト
 Barbara A. Fennell, A History of English: A Sociolinguistic Approach. Blackwell: Oxford, 2001. 
参考文献・課題図書
 中島文雄『英語発達史』(岩波全書)は高度であるが便利である。最もやさしいものは渡部昇一『講談・英語の歴史』(PHP新書)。トゥールとして『英語語源辞典』(研究社)は常に参照するとよい。
受講生への要望
 辞書をよく引いて正確に英文を読んでください。英語のほか、フランス語・ドイツ語・イタリア語などのインド・ヨーロッパ語を最低1つは知っていないと授業が分かりにくいです。英語の歴史は外来語とのせめぎあいで、どうしてもヨーロッパ語にふれないわけにはいかないのであります。
評価方法
 年2回の試験(70%)と、場合によってはレポート等の質を総合して評価。毎回出席はとるが(30%)、ただ出ていればよいわけではありません:試験の点数がもっとも重要だと考えてください:だからといって、出なくてもよいということではありません。
授業計画
1.序、英語の時代的分類、言語変化(1)
2.言語変化(2)、印欧語の時代(1)
3.印欧語の時代(2)、比較言語学
4.印欧語の語派(1)
5.印欧語の語派(2)
6.ゲルマン語派
7.ゲルマン祖語、グリムの法則、ヴェルネルの法則
8.第2子音推移
9.古英語以前のブリテン島、アングロサクソン人、デーン人
10.古英語の音韻論
11.古英語の形態論(1)
12.古英語の形態論(2)
13.古英語の統語論
14.古英語の語彙
15.古英語の社会言語学的側面
16.中期英語の時代
17.ノルマン征服からエドワード1世まで
18.子音の変化
19.母音の変化
20.屈折語尾の消失
21.中期英語の統語論
22.フランス語借用語
23.中期英語の方言
24.中期英語の文学
25.中期英語の社会言語学的側面
26.標準英語の成立
27.初期近代英語の時代
28.歴史的背景
29.音韻論、形態論
30.統語論、規範の希求
自由記述欄

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