2011 syllabus

コード	LG34-01
系列	系列：心理学
授業科目	臨床心理学特講８
副題	（日本社会を眠りから斬る）
副専攻	L1

担当者	神山　潤
単位	2
期・曜時	前期　水2
対象学年	2・3・4年
特記事項

学習目標

　ともすれば考える機会のほとんどない日常的な行為―眠り―について、様々な角度から眺め、考え、議論すること。

授業概要

　基本テーマは「眠りを疎かにしている日本社会」です。眠りに関する基礎知識を得たうえで、「ヒトは寝て食べて始めて活動できる動物である」との当然の事実を確認し、現代日本が抱えている問題のかなりの部分に、我々が動物であることの謙虚さを失い、眠りを疎かにしたことの代償が及んでいることを認識していただければと思います。そして願わくばこの講義が今後の皆さんの生き方を考える際の、さらには小児科医である私の立場からは、皆さんが今後子育てをなさる際の、参考に多少ともなれば幸いです。

テキスト

　なし

参考文献・課題図書

　ねむり学入門（新曜社）2010年4月刊行、「夜ふかし」の脳科学（中公新書ラクレ194）、ねむりのはなし（福音館書店）

受講生への要望

　一方的な講義ではなく、議論しながら「眠り」についての理解を深めていただければと思います。積極的な発言を希望します。

評価方法

　講義中の積極的な発言、議論への参加態度、レポート、試験。

授業計画

１．4月13日　オリエンテーション　
２．4月20日　眠りの現状
３．4月27日　眠りを眺める
４．5月11日　眠るのは脳　
５．5月18日　寝不足では・・・
６．5月25日　いつ眠りましょうか？
７．6月1日　眠りと物質
８．6月8日　様々な眠り
９．6月15日　学会出張のため休講
10．6月22日　Pros/Cons
11．6月29日　睡眠関連病態　
12．7月6日　眠りの社会学
13．7月13日　まとめ
14．7月20日　試験
15．7月27日　予備日

自由記述欄

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