コード LE31-01
系列 系列:心理学
授業科目 認知心理学特講7
副題 (自伝的記憶と感情)
副専攻 L1
担当者 高橋 雅延
単位 2
期・曜時 後期 水2
対象学年 3・4年
特記事項

学習目標
 自伝的記憶とは、いわゆる思い出に代表されるように、と呼ばれるような、自己に関する過去の出来事の記憶のことである。この授業では、この自伝的記憶と感情の関係について、器質性健忘、解離性健忘、PTSD、偽りの記憶などの最新の知見を学ぶ。
授業概要
 教員の講義に引き続いて、教員のガイダンスのもと、テキストを分担して、レジュメやパワーポイントを使った発表と質疑応答、討論を行う。受講生は、毎時間、事前に指定された文献を読み、毎回、授業のまとめとコメントを提出しなければならない。
テキスト
 ダニエル・L・シャクター(著)春日井昌子(訳) (2004). なぜ、「あれ」が思い出せなくなるのか 日経ビジネス人文庫
参考文献・課題図書
 高橋雅延(著)(2011).変えてみよう!記憶とのつきあいかた岩波書店/佐藤浩一・越智啓太・下島裕美(編著)(2008). 自伝的記憶の心理学 北大路書房
受講生への要望
 第1回目のオリエンテーションに出席しない者の受講は認めない。(1)授業の開始までに、できるだけテキストを入手し、(可能ならば参考図書とあわせて)通読しておくことと、(2)大量の論文を短時間で読みこなせる能力を身につけておくこと。
評価方法
 発表(内容および発表技法を評価)60%、質疑応答・討論20%、コメント(論理性、明確性などを評価)20%
授業計画
1.オリエンテーション(発表者の割り振りなど)
2.教員の講義(A classification of memory and anterograde amnesia)
3. 〃(Theories of forgetting and retrograde amnesia)
4. 〃(Post-traumatic stress disorder and memory disorder)
5. 〃(Repressed memory and recovered memory)
6. 〃(False memories and source monitoring)
7.テキストの発表1(なぜ、ずっと覚えていられないのか<物忘れ>)
8. 〃2(忘れっぽい人の研究<不注意>)
9. 〃3(あの人の名前が思い出せない<妨害>)
10. 〃4(デジャ=ヴュから無意識の盗作まで<混乱>)
11. 〃5(偽の記憶の誕生<暗示されやすさ>)
12. 〃6(都合がいい記憶、都合が悪い記憶<書き換え>)
13. 〃7(嫌な出来事が忘れられない<つきまとう記憶>)
14. 〃8(七つのエラーの正体を探る)
15.授業のまとめ
自由記述欄

Copyrights 2011 University of the Sacred Heart , Tokyo all rights reserved.

■BACK ■検索システムへ ■TOPへ