コード
HC43-01
系列
系列:美学・美術史
授業科目
美学・芸術学演習Ⅱ
副題
(アンリ・グイエの演劇哲学)
副専攻
H1
担当者
上石 学
単位
4
期・曜時
通年 水3
対象学年
2・3・4年
特記事項
学習目標
演劇と人間存在との関わりを哲学的に考察する方法を学び、両者の理解を深める。
授業概要
哲学史家であり、演劇の理論家・批評家であるアンリ・グイエ(1898-1996)の著作『演劇と存在』(1952)を講読する。グイエの取り上げる具体的作品について調査・検討なども行いつつ、「悲劇的」、「喜劇的」、「劇的」、「驚異的」などの劇的範疇の理解を深めていく。毎回担当者を決めて、内容の要約・解説、各種調査の結果を発表してもらう。発表後のディスカッションを通して、哲学的・美学的な議論に慣れるとともに、自ら問題を発見していくための訓練を行う。
テキスト
Henri Gouhier, Le théâtre et l'existence, Aubier, 1952 ; Vrin, 2004.
(アンリ・グイエ『演劇と存在』、佐々木健一訳、未來社、1990年。)(必要箇所をコピーして配付する。)
参考文献・課題図書
アンリ・グイエ『演劇の本質』、TBSブリタニカ、1976年。
エーミール・シュタイガー『詩学の根本概念』、法政大学出版局、2000年。
受講生への要望
演劇を中心に、広く芸術的な活動にかんする興味を高めること。授業中、発表・質問を通して積極的に参加すること。
評価方法
授業への取り組み・貢献度によって評価する。
授業計画
1.ガイダンス、アンリ・グイエについて
2.第1章「劇的宇宙」 講読・発表・ディスカッション(1)
3.第1章「劇的宇宙」 講読・発表・ディスカッション(2)
4.第1章「劇的宇宙」 講読・発表・ディスカッション(3)
5.第1章「劇的宇宙」 講読・発表・ディスカッション(4)
6.第2章「悲劇的なもの」 講読・発表・ディスカッション(1)
7.第2章「悲劇的なもの」 講読・発表・ディスカッション(2)
8.第2章「悲劇的なもの」 講読・発表・ディスカッション(3)
9.第2章「悲劇的なもの」 講読・発表・ディスカッション(4)
10.第3章「劇的なもの」 講読・発表・ディスカッション(1)
11.第3章「劇的なもの」 講読・発表・ディスカッション(2)
12.第3章「劇的なもの」 講読・発表・ディスカッション(3)
13.第3章「劇的なもの」 講読・発表・ディスカッション(4)
14.第4章「舞台の上の存在」 講読・発表・ディスカッション(1)
15.第4章「舞台の上の存在」 講読・発表・ディスカッション(2)
16.第4章「舞台の上の存在」 講読・発表・ディスカッション(3)
17.第4章「舞台の上の存在」 講読・発表・ディスカッション(4)
18.第5章「喜劇的なもの」 講読・発表・ディスカッション(1)
19.第5章「喜劇的なもの」 講読・発表・ディスカッション(2)
20.第5章「喜劇的なもの」 講読・発表・ディスカッション(3)
21.第5章「喜劇的なもの」 講読・発表・ディスカッション(4)
22.第6章「驚異的なもの」 講読・発表・ディスカッション(1)
23.第6章「驚異的なもの」 講読・発表・ディスカッション(2)
24.第6章「驚異的なもの」 講読・発表・ディスカッション(3)
25.第6章「驚異的なもの」 講読・発表・ディスカッション(4)
26.第7章「ジャンル」 講読・発表・ディスカッション(1)
27.第7章「ジャンル」 講読・発表・ディスカッション(2)
28.第7章「ジャンル」 講読・発表・ディスカッション(3)
29.第7章「ジャンル」 講読・発表・ディスカッション(4)
30.まとめ
自由記述欄
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