コード
HB11-01
系列
系列:哲学・思想史
授業科目
哲学演習Ⅰ
副題
(偶然性と必然性と解逅(出会い)の検討)
副専攻
H1
担当者
米澤 克夫
単位
4
期・曜時
通年 火3
対象学年
2・3・4年
特記事項
学習目標
「必然性」と「偶然性」という概念を厳密に理解しながら、西洋と日本の哲学・思想の特徴、人生の意味について探る
授業概要
自分の担当した部分に関するレジメを作り、それをもとに報告し、他の参加者と質疑応答するという演習形式で行う。
テキスト
竹内啓『偶然とは何かーその積極的意味』(岩波新書、720円)
野内良三『偶然を生きる思想ー「日本の情」と「西洋の理」ー』(NHKBooks,970円)
参考文献・課題図書
適宜紹介する。
受講生への要望
人文科学、自然科学、思想、哲学、芸術、文化などあらゆる学問分野にまたがっているテーマなので、グローバルな学問関心を持った学生の参加を期待している。
評価方法
全体的に演習への貢献度とレポー卜によって成績をつける。
授業計画
1.演習の趣旨の説明と『偶然とは何かーその積極的意味』の分担の決定
2.はじめに、第1章 偶然と必然 1 偶然をどう考えるか 2偶然の意味
3.3 近代科学の決定論 4 決定論の中の偶然性
4.第2章1 確率とは何か
5.2 大数の法則と中心極限定理
6.3 ランダムな事象
7.4 主観的確率と賭けの論理
8.確率の意味 コラム 地獄行きは誰か?
9.第3章 確率を応用する論理 1 保険と大数の法則 コラム 予言ダコの引退
10.第4章 偶然性の積極的意味 1 生物の進化と偶然
11.2 歴史における偶然と必然
12.3 人間の自由意志と偶然
13.第5章 偶然にどう対処すべきか 1 「運」「不運」と人運」と人間の主体性 2「不運」の分配
14.3 偶然と想像カ
15.前期のまとめ
16.第5章 歴史の中の偶然性 1 大数の法則の時代 2 大量技術の時代
17.3 量から質への転換 4 確実性の追求の時代
18.5 偶然の再発見 あとがき
19.『偶然を生きる思想ー「日本の情」と「西洋の理」ー』序章
20.第1章 無常の日本美
21.第2章 分けるという方法
22.第3章 日本語の論理とはなにか
23.第4章 偶然の哲学史(1)
24.第4章 偶然の哲学史(2)
25.第5章 九鬼周造の偶然論(1)
26.第5章 九鬼周造の偶然論(2)
27.第6章 必然の愛を求めて
28.第7章 ボーヴォワールとサルトル
29.第8章 偶然と必然 終章 あとがき
30.まとめ
自由記述欄
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