コード
HA32-01
系列
系列:哲学・思想史
授業科目
倫理学演習Ⅰ
副題
(善と悪はなんによって決まるか、正義とは何か)
副専攻
H1
担当者
米澤 克夫
単位
4
期・曜時
通年 金3
対象学年
2・3・4年
特記事項
学習目標
倫理学のごく基本的テーマ(善悪、正義)と思想を具体的にたどり、テキストの主題を共に思索しながら、現代的な倫理的問題や自分の生き方を深めることに資することを目的とする。また英語の文献を読む能力を高めることを目指す。
授業概要
毎回、日本語のテキストによる発表・討論と、英語の文献の購読を,同時並行的に行う。なお、以下の授業計画は、便宜的に各テキストの目次を並べたものである。
テキスト
加藤 尚武 『現代倫理学入門 』(講談社学術文庫)783円
英語文献(マイケル・サンデル、ジョン・ロールズ、ヒラリーパットナム、E.フロムなど)はプリントを用意する。
それ以外の資料はプリント、コピーを用意する。
参考文献・課題図書
ヒラリー・パットナム『事実/価値の二分法の崩壊』(法政大学出版局)
受講生への要望
英語の文献読解にも積極的に取り組もうとする学生の参加を望む。
評価方法
自分の担当した部分に関するレジメを作成して、発表し、全体で討論する。それと同時に、英語の文献の割り当てられた部分を訳す。このような課題全般への取り組み度により評価する。
授業計画
1.演習のやり方の説明
2.2.『現代倫理学入門 』1.人を助けるために嘘をつくことは許されるか
3.2.10人の命を救うために1人の人を殺すことは許されるか
4.3.10人のエイズ患者に対して特効楽が一人分しかない時、誰に渡すのか
5.4.エゴイズムに基づく行為はすべて道徳に反するか
6.5.どうすれば幸福の計算ができるのか
7.6.判断能力の判断は誰がするのか
8.7.〈・・・である〉から〈・・・べきである〉を導き出すことはできないか
9.8.正義の原理は純粋な形式で決まるのか、共同の利益で決まるのか
10.9.思いやりだけで道德の原則ができるか
11.10.正直者が損をすることはどうしたら防げるか
12.11.他人に迷惑をかけなければ何をしてもよいか
13.12.貧しい人を助けるのは豊かな人の義務であるか
14.13.現在の人間には未来の人間に対する義務があるか
15.14.正義は時代によって変わるか
16.15.科学の発達に限界を定めることができるか
17.関連する倫理学の文献講読(1)「価値と自由ーカントを手がかりにしてー」その他
18.関連する倫理学の文献講読(2)「共感の倫理学」その他
19.英語原書講読(1)
20.英語原書講読(2)
21.英語原書講読(3)
22.英語原書講読(4)
23.英語原書講読(5)
24.英語原書講読(6)
25.英語原書講読(7)
26.英語原書講読(8)
27.英語原書講読(9)
28.英語原書講読(10)
29.英語原書講読(11)
30.英語原書講読(12)
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