2011 syllabus

コード	EH01-01
系列	系列：社会調査関連
授業科目	社会調査実習１
副題	（社会心理学における調査法）
副専攻

担当者	菅原　健介・小城　英子
単位	4
期・曜時	通年　水4
対象学年	3・4年
特記事項

学習目標

　調査の実践を通じて社会調査の手法を体得する。

授業概要

　テーマの選定、先行研究・文献の収集と整理、仮説の設定、方法論検討、質問紙作成、データ収集、統計的検定を用いたデータの解析と解釈、報告書作成、プレゼンテーションまで、研究の流れを一通り実践することによって、研究の組み立て方や調査・分析スキル、社会調査に求められる倫理観などを身につける。
　授業担当者はスケジュール管理、学術指導を行い、テーマの選定、文献の収集、仮説の設定、調査実施、データ分析、報告書作成などのすべてにおいて、学生主体で行われる。

テキスト

　松井豊（著）心理学論文の書き方　河出書房新社

参考文献・課題図書

　適宜紹介する

受講生への要望

　グループ編成での実習のため、全出席を前提とする。また、授業時間以外での作業が多い。特に、水曜日の授業後は各班の作業時間のため原則空けておくこと。
　「社会調査の技法１」「社会統計学」「データ分析の基礎Ａ」「多変量解析法Ａ」を前年度までに履修済みか、あるいは本年度に履修中であることを受講条件とする。また、「社会心理学特講２」を合わせて受講することを強く推奨する。

評価方法

　出席、プレゼン、報告書などを総合的に評価する。

授業計画

１．ガイダンス、グループ分け、テーマの選定
２．先行研究の整理（１）論文、書籍、新聞・雑誌記事の検索と収集
３．先行研究の整理（２）先行研究のレビューとまとめ
４．予備調査の実施　インタビュー、内容分析など
５．プレゼンテーション１　仮説の設定、対象者の選定、質問紙の構成
６．仮説の再検討（１）
７．仮説の再検討（２）
８．質問紙作成（１）当該テーマの行動実態検討
９．質問紙作成（２）関連する心理変数の検討
10．質問紙作成（３）フェイス項目の検討
11．質問紙作成（４）質問紙全体の検討
12．プレゼンテーション２　質問紙のチェック
13．質問紙の修正
14．データ収集（１）学内に限定せず、一般人に調査協力依頼
15．データ収集（２）データ収集
16．データ収集（３）収集と調査対象者への挨拶
17．データ分析（１）単純集計
18．データ分析（２）因子分析、相関
19．データ分析（３）仮説に基づき、クロス集計、分散分析、重回帰分析
20．聖心祭にて中間報告　ポスター発表
21．追加分析（１）性別、年代別の分析
22．追加分析（２）曲線相関を想定した分析
23．報告書執筆（１）グループメンバーの話し合い
24．報告書執筆（２）分析結果の確認と担当の割り振り
25．報告書執筆（３）結果と考察の執筆
26．報告書執筆（４）本研究の問題点と今後の課題
27．報告書執筆（５）校正
28．報告会準備
29．報告会　ポスター発表
30．報告会　ポスター発表

自由記述欄

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