コード DF72-01
系列 系列:西洋史
授業科目 アメリカ史
副題 (建国からオバマまで)
副専攻 A2・D3
担当者 鈴木 周太郎
単位 4
期・曜時 通年 火2
対象学年 1(B)・2・3・4年
特記事項

学習目標
 アメリカ史を知ることによって、アメリカの社会・文化についての理解を深めてもらうのがこの講義の目的です。歴史を学ぶというのは年号や人物を暗記することではなく、過去の出来事の背景や因果関係について論理的に考察することです。それを理解していただくのが最低限の到達目標です。
授業概要
 植民地期から現代にいたるまでのアメリカの歴史を学んでいきます。講義形式でおこないます。建国や南北対立といった出来事の背景にあるものについて、詳しく検討していきます。また、写真・映画・音楽を含めた様々な史資料にふれることによって、アメリカ史への関心をもってもらいます。
テキスト
 適宜プリントを配布します。
参考文献・課題図書
 紀平英作編『各国史 アメリカ史』(山川出版社、1999年)。
受講生への要望
 学生の皆さんにアメリカ史に対する関心を持ち続けてもらうために、皆さんからのアクションを重視します。定期的に授業の最後にレスポンス・ペーパーを書いて提出してもらいます。
評価方法
 中間・期末試験と平常点で評価します。
授業計画
1.「アメリカ」とはなにか
2.「歴史を学ぶ」とはどういうことか
3.植民地期Ⅰ:アメリカの歴史はいつ始まるのか
4.植民地期Ⅱ:北米イギリス植民地の誕生
5.独立戦争から建国へⅠ:独立への道
6.独立戦争から建国へⅡ:アメリカ建国の諸側面
7.独立戦争から建国へⅢ:独立宣言と合衆国憲法
8.民主主義の登場Ⅰ:ナショナリズムの高揚と交通革命
9.民主主義の登場Ⅱ:トクヴィルのみたアメリカ
10.南北対立Ⅰ:南部奴隷制社会
11.南北対立Ⅱ:ストウ夫人の『アンクル・トムズ・ケビン』
12.南北戦争と再建Ⅰ:南北それぞれの戦争
13.南北戦争と再建Ⅱ:奴隷解放と参政権
14.南北戦争と再建Ⅲ:南部再建とその挫折
15.前半のまとめ:共和国の確立と南北対立
16.19世紀後半Ⅰ:産業化と都市化
17.19世紀後半Ⅱ:移民の増大と人種分離
18.革新主義の時代Ⅰ:改革運動の展開
19.革新主義の時代Ⅱ:第一次世界大戦とウィルソン外交
20.大恐慌とニューディールⅠ:大恐慌とその背景
21.大恐慌とニューディールⅡ:ニューディールとその後
22.20世紀半ばⅠ:大戦と社会変動
23.20世紀半ばⅡ:「民主主義」の行き着く先
24.20世紀半ばⅢ:「理想の家庭」の誕生
25.公民権運動とヴェトナム戦争Ⅰ:キング牧師と公民権運動
26.公民権運動とヴェトナム戦争Ⅱ:ヴェトナム反戦運動
27.公民権運動とヴェトナム戦争Ⅲ:新しい保守主義
28.現代のアメリカⅠ:人種・ジェンダー・階級
29.現代のアメリカⅡ:今日のアメリカが抱える問題
30.後期のまとめ:国民統合と市民
自由記述欄

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