2011 syllabus

コード	CB34-01
系列	系列：日本文学
授業科目	古典文学研究Ⅳ
副題	（『更級日記』を読む）
副専攻	C1

担当者	原岡　文子
単位	2
期・曜時	前期　月3
対象学年	1(B)・2・3・4年
特記事項

学習目標

　『更級日記』の精読を通して、少女時代から晩年に至る平安朝の女性の生き方に触れ、古典を読むことの現代的意義を探る。

授業概要

　物語と仏道とのあわいを揺れる『更級日記』。少女時代の旅の記、京に戻ってからの日々、また宮仕えや結婚、中年期以降の記事など、適宜場面を選んで精読したい。平安時代の他の女性作家の作品との比較も試みる予定。

テキスト

　原岡文子訳注『更級日記』（角川ソフィア文庫）

参考文献・課題図書

　教室で指示する。

受講生への要望

　『更級日記』の通読を求めたい。

評価方法

　筆記試験による。

授業計画

１．導入。
２．『更級日記』入門①　ビデオ等鑑賞ほか。
３．『更級日記』入門②　作品の構成、本文、作者等について。
４．旅の記。少女の日々について。『紫式部集』との比較。
５．竹芝伝説など。
６．『更級日記』と『源氏物語』①
７．『更級日記』と『源氏物語』②
８．結婚の描き方。『蜻蛉日記』との比較。
９．『更級日記』の宮仕え。
10．平安時代の女性と職業①『枕草子』
11．平安時代の女性と職業②『紫式部日記』
12．物詣での記。『蜻蛉日記』との比較。
13．晩年の日々。『更級日記』と仏教。
14．『更級日記』の世界、まとめ。
15．まとめ、質疑応答、筆記試験など。

自由記述欄

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