2011 syllabus

コード	CA63-01
系列	系列：日本文学
授業科目	日本文学史Ⅲ
副題	（後鳥羽院とその時代）
副専攻	C1

担当者	君嶋　亜紀
単位	2
期・曜時	前期　月2
対象学年	2・3・4年
特記事項

学習目標

　東国に武士の政権が誕生した鎌倉時代初頭、京都では新古今時代と呼ばれる和歌の一大隆盛期が出現した。そこで歌人たちは何を試み、志向していたのか。その中心にいた後鳥羽院を軸に、和歌史を辿りつつ、中世の時代相を考察する。

授業概要

　新古今前夜から始めて、後鳥羽院の登場、歌壇の活況と『新古今和歌集』の成立、承久の乱の敗北に至る、鎌倉時代初頭の和歌史について講義する。その中で様々な歌人の和歌作品を取り上げ、題詠の表現意識、古典主義の姿勢、政治性と王権奪回の意志といった視点から考察していく。

テキスト

　プリントを配布する。

参考文献・課題図書

　授業中に指示する。

受講生への要望

　授業は講義形式で行うが、毎回配布するコメントシートを通して、作品を読んで自ら考え感じたことを発信するという形で、授業に積極的に参加してほしい。

評価方法

　出席と試験による。

授業計画

１．導入――源平の争乱の中で
２．新風歌人の台頭――九条家歌壇
３．　〃
４．後鳥羽院歌壇の活況
５．　〃
６．『新古今和歌集』の成立
７．　〃
８．王朝再現――『新古今和歌集』を読む
９．　〃
10．　〃
11．　〃
12．後鳥羽院の歌論――『後鳥羽院御口伝』を読む
13．東国の動向
14．承久の乱――隠岐の後鳥羽院
15．　〃

自由記述欄

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