コード
XB14-01
系列
人文学専攻(博士後期課程)
授業科目
人文学特論Ⅳ
副題
(小説の技巧)
副専攻
担当者
大塚 美保
単位
4
期・曜時
通年 木3
対象学年
院生のみ
特記事項
学習目標
ジャンル、レトリック、語りの方法など、小説の形式に関する諸概念を整理するとともに、そうした形式上の特質に即応したテクストの分析方法を身につける。もって博士学位論文の基盤とする。
授業概要
テキストを輪読していく。受講生の研究発表を中心に進める。発表者はテキスト各項目の内容を整理し、注釈をつけて解説するとともに、各項目に適合する実例を独自にさがし、紹介・解説する。
テキスト
デイヴィッド・ロッジ『小説の技巧』(白水社)
参考文献・課題図書
土田知則ほか『現代文学理論』(新曜社)※研究室で販売
受講生への要望
日本語日本文学領域に限らず、哲学美学領域、英語英文学領域、その他諸領域の専攻者を広く歓迎する。
評価方法
研究発表、意見交換への参加、出席、小テスト(年1回)による。
授業計画
1.ガイダンス:年間計画、発表スケジュール、ほか
2.導入講義1:ナラトロジーの諸概念
3.導入講義2:ナラトロジーの諸概念(つづき)
4.導入講義3:ナラトロジーの諸概念(まとめ)
5.テキスト輪読1:書き出し/作者の介入
6.テキスト輪読2:サスペンス/ティーンエイジ・スカース
7.テキスト輪読3:書簡体小説/視点
8.テキスト輪読4:ミステリー/名前
9.テキスト輪読5:意識の流れ/内的独白
10.テキスト輪読6:異化/場の感覚
11.テキスト輪読7:リスト/人物紹介
12.テキスト輪読8:驚き/時間の移動
13.テキスト輪読9:テクストの中の読者/天気
14.テキスト輪読10:反復/凝った文章
15.テキスト輪読11:間テクスト性/実験小説
16.テキスト輪読12:コミックノベル/マジックリアリズム
17.テキスト輪読13:表層にとどまる/描写と語り
18.テキスト輪読14:複数の声で語る/過去の感覚
19.テキスト輪読15:未来を想像する/象徴性
20.テキスト輪読16:寓話/エピファニー
21.テキスト輪読17:偶然/信用できない語り手
22.テキスト輪読18:異国性/章分け、その他
23.テキスト輪読19:電話/シュルレアリスム
24.テキスト輪読20:アイロニー/動機づけ
25.テキスト輪読21:持続感/言外の意味
26.テキスト輪読22:題名/思想
27.テキスト輪読23:ノンフィクション小説/メタフィクション
28.テキスト輪読24:怪奇/物語構造
29.テキスト輪読25:アポリア/結末
30.総括:年間のまとめ
自由記述欄
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